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2011年 12月 19日 ( 1 )

「草間彌生、 たたかう」

c0026824_175671.jpgこの表紙の写真を見て、草間彌生だと解る人は少ない、と思う。けれど、私にとっての草間彌生は、この若い頃の草間彌生である。

この本は、1957年から70年頃までの、ニューヨークでの活動の軌跡を、写真と本人の文章でたどっている。それはまさしく、たたかい以外の何物でもない。

この本で初めて、彼女がジョージア・オキーフへ出した手紙がアメリカ行きのキッカケになったことを知り、驚いた。草間彌生の熱意と才能を、同じ画家であるオキーフは見通していたのかもしれない。

アメリカへ渡った当時は、網目の絵ばかり描いていたようだが、やがてソフトスカルプチュアと呼ばれるオブジェ、ボディペインティングなどのパフォーマンスへと移行してゆく。

私が一番見慣れていたし好きな絵は、どこまでも続く網目模様の絵で、それは水玉がポジだとすれば網目はネガである。
また、それらの果てしない繰り返しは、セルフ・オブリタレーション(自己消滅)だという。

色も地味でほぼ単色で描かれた当時の絵からは、今の派手な色彩のポップな絵は想像できない。
ニューヨーク時代の草間は、精神的な葛藤や恐怖感と、そして、前衛芸術家として世間の常識とたたかい続けてきたのだった。
そして、今・・・・・
by fu-minblog | 2011-12-19 18:24 | | Comments(6)


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