この1ヶ月くらいの間に読んだ本の中から、印象に残ったものをメモっておきます。
トシのせいか、はたまた、手当たり次第に読み散らかすせいか、読んだ本さえおぼろ月夜。。。
買ったのもあれば、借りたのもあり・・・
今売れに売れている宮部みゆきの最新時代小説。
私は宮部みゆきの時代小説は初めてなのだが、江戸情緒たっぷりの人情怪奇物語。
三島屋変調百物語事始、と銘打ったからには、これからもドンドン続くのか?
才能ある作家ならでは、ネタ切れなんてないんでしょーね。
一気に読めます。
京都往復の車中で読みました。
私的には以前読んだ「在日 ふたつの祖国への思い」の方が面白かったのですが・・・
なにしろ、マックス・ウェバーはおろか、漱石もあんまり読んでないのでエラそーには言えない。
とにかく、自分の人生は自分の頭で考え自分自身で悩むしかないのだ。
ハーレダビッドソンで日本縦断すること、また役者や映画作りがしたいなど、意外な側面を知ることに。
映画「スカイクロラ」の原作を探しに行ったら隣にこの本があり、つい手がでてしまった。
青春時代に「ライ麦畑でつかまえて」を読み、サリンジャーにハマった人も多いのでは?
実は私も・・・・・
この本は9つの物語からなる自薦短編集。
枕元に置いておくと格好の睡眠薬?
一昨年亡くなった、あこがれの名女優岸田今日子の短編小説集。
現実なのか夢なのか、ちょっと不思議な、大人のおとぎばなし。
サガンが老いた少女のように死んだとすれば、岸田今日子は少女のまま大人になり、少女のまま亡くなったような気がする。
ただし、かなりエロチックな少女のままに。
私は「サロメ」に扮した岸田今日子を舞台で見ていて、その妖艶さに驚いた。
この本は2年程前に出版され、興味はあったのだが読みそびれていた。
それがここにきて、東京での展覧会開催ということで、読むことに・・・
寡作(30数点)であること、贋作、盗難、ナチの略奪等で知られる、17世紀のオランダの画家フェルメール、それゆえかどーか、日本でも人気がある。
その全点を踏破すべく旅に出、4点を残して旅を終えた筆者のリポート。
多くのカラー写真が挿入され、フェルメール入門書としても楽しめる。
こんなにアチコチ行けない私としては、やっぱり、トーキョーさ行くべか?