主婦ならたまには冷蔵庫の整理と称して、買い物には行かず冷蔵庫にある物で料理を工夫する。
その際、使い忘れの萎びたり腐った野菜などを、多少の罪悪感と供にコッソリ捨てたりもする。
それが我が家では、たまには本棚の整理と称して、買って読んでない本や途中で放り投げてる本を引っ張り出してくる。
サスガに、本は腐らないので捨てられることはないのだが・・・
このお盆の間、そんな本の中から柳美里の「8月の果て」を読むことに決めた。
この本はナント!ちょうど4年前のアテネオリンピックの頃に出版されたもので、柳美里のマラソンランナーであった祖父のハナシでなのである。
今ちょうどオリンピックの最中だから、ってワケでもないが、何となく読む気になった。
ところが、思いがけずハリポタ最終章の「ハリー・ポッターと死の秘宝」が借りられることになり、まずそちらから読むことに・・・
最終章ということで期待が大きかったのだが、これがまたなぜかハマれず、すっかり時間ばかり喰ってやっと昨日読み終わる始末。
今までのあの長さと伏線は何やったんやー!?という思いと、魔法使いの世界があまりに人間と同じで、しかも好戦的なのには辟易、これですっかり卒業かも・・・
そんなワケで、お盆も終わり、京都では大文字の送り火の今夜からでも「8月の果て」を読むつもり。
完読できるかどーか、自分でも分かりません。
それにしても、なんぼ本は腐らんゆうても、この悪いクセ死ぬまでに治るやろか???