またいつものビョーキが始まったみたいです。
魅力的なシーンが多く、つい画像収集癖が・・・
内容が内容だけに、どーしても暗い画になってしまうのはアシカラズ。
「魔王」、待ちきれず、ついに初回放送見始めました。
12年前の真実が明らかになり始め、カン・オスの周辺に、当時の事件に関わった人間が、まるで鎖のように繋がれ、引き寄せられてきました。
もし、自分の大切な人をゆえなく殺され、それに続く悲劇を味わったら・・・
それだけでも十分理不尽であるのに、その加害者が正当な罰を受けることなく許されたら・・・
喪失感はさらに深まり、加害者への憎しみはいや増す、というものでしょう。
つまり、加害者が自分の犯した罪を償わなかった、というその一点こそが、重要なのです。
私たち視聴者が、復讐者の側に立つのも、まさにその一点にあると思われます。
このドラマのように、たとえ復讐者が、自分の魂を悪魔に売り渡したとしても・・・
また、加害者には加害者側の計り知れない事情があったにしても・・・
(仲間とつるんで弱いものいじめするヤツには、同情のカケラもないのですが)
復讐は復讐の連鎖しかなく、復讐から生まれるものは何一つない、と知りつつ・・・
ヤ〇ザのように、暴力的で組織的なのは論外ですが、なぜか悪人に惹かれます。
ただし、私的悪人三原則が必要。すなわち
①知能犯(それもとびきり!) ②群れない(一匹狼) ③悪魔的魅力
とはいっても、モチロン小説、映画、ドラマに限り、ですが・・・
ついでに言えば、私が一番嫌いなのは偽善者、一番許せないのはカン・オスの父親みたいなヤツ。
余談ですが、「罪と罰」といえばドストエフスキー、私が初めて読んだ文学らしい文学がナント!この本。(あまりに刺激が強すぎ)
たしか中学校の初めての夏休みに読み、それこそ完膚なきまでに打ちのめされてしまいました。
コレを契機に、楽しく幸せな少女時代に終わりを告げ、人間の闇に気付き、否応なく別の世界を彷徨い歩くこととなったのです。