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1ヶ月ほど前この「弓」が上映されてたのですが、映画館が遠く、曜日と時間の折り合いが付かず観そびれてしまいました。偶然DVD化されてることを知り、即取り寄せました。 韓国映画の鬼才キム・ギドク、以前「春夏秋冬そして春」を観たきり、その後作品を観てませんでした。なかなか地方の一般の映画館では上映されず、ついDVDでの観賞になってしまいます。 不思議な映画です。 だけど、その幻想的な世界に吸い込まれてゆくような、魅力があります。 海に浮かぶ1隻の古びた漁船とその漁船に寄りそう一隻のボート。 漁船には一人の老人と少女が二人きりで住んでいる。 その二人きりの世界の平和を護っているのは一本の弓、武器としての。 そして二人の愛を奏でるのも同じ一本の弓、楽器としての。 老人は少女の17歳の誕生日に、少女と結婚しようと心に決め、着々と準備を進めている。 しかしその直前、釣り人として漁船にやって来た一人の青年に、少女は心を奪われてしまう。 老人は嫉妬に狂い、日にちをごまかして結婚を早めようとしたり、青年に弓を向けたりもする。 青年は少女を老人の手から救い出そうとするのだが・・・・・ ただ浮かんでいるだけの古い漁船は老人とのユメマボロシの世界 町へ出かけるとき使われる動くボートは、現実の世界への唯一のカケハシ まるで、少女を現実へ連れ戻そうとする青年のように。 生命の源広い海を舞台に、老人の少女への想いをとおして、人間の愛の本質を鋭く問いかけます。 少女を演じたハン・ヨルム、時々10代の頃の宮沢りえを髣髴とさせ、ドキっとするほどエロティック。 老人役のチョン・ソンファン、初めてお目にかかった韓国隠れた名優です。 とにかくセリフが極端に少なく、字幕屋はさぞかし楽だったのでは??? 低予算、早撮りが身上のギドク監督ですが、出来上がった作品は至極の名品です。 視覚と聴覚に訴えかける映画のチカラを再確認させてくれます。 映像は詩のようで非常に感覚的なのですが、そのテーマは深く、哲学的です。 私にはあの弓が、あるいは放たれた矢が、人間のリビドーのように思えました。 映画のラスト、監督のことば ピンと張った糸には 強さと美しい音色がある 死ぬまで弓のように生きていたい すっかりハマり、キム・ギドク全作品観たくなりました。 来週はギドク・ウィークになったりして。。。
by fu-minblog
| 2007-03-23 15:10
| 映画
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Comments(6)
こんばんは
韓国版DVD発売直後に見ましたが、男のさが丸出しなのですが 綺麗で穏やかな海で時間もゆったり流れているのでそれ以外の場面は 安心して見れました。 彼の作品は6本ぐらい見ていますがその中では穏やかな方ですね。
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fu-minさん
キム・ギドク監督の作品は本当に独特の世界ですね。「魚と寝る女」をはじめとしてこれまで4,5本見たと思いますが、いずれもテレビやDVDで見ただけでスクリーンではまだ一度も観たことがありません。「弓」が日本で公開されてたとはまったく知りませんでした。近所のシネコンで上映する作品だけは時々チェックしているのですが…。
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by
fu-minblog at 2007-03-23 23:47
> SOPHIL さん こんばんは~
この映画はほとんどセリフがないので、韓国版でも大丈夫ですよね。 私はまだ「弓」で2本目なのですが、とても魅力のある監督だと思います。 中でも穏やかだというこの作品、特によかったです。
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by
fu-minblog at 2007-03-24 00:06
>singさん こんばんは~
好き嫌いはあると思いますが、韓国では珍しいタイプの監督かもしれません。作品が観念的というか、象徴的というか・・・ そのせいか、アートシアター系の映画館でしか上映されないのが残念です。 ところでDVDのケースに、キム・ギドク監督の「絶対の愛」が3月ユーロスペースにてロードショー、というチラシが入っていました。 もう終っているかも知れませんが・・・
fu-minさん
ありがとうございます。「絶対の愛」は4月もずっと上映するようです。ユーロスペースというところは行ったことがありません。街が碁盤の目の札幌で育ったせいか、そうなっていない渋谷の街は苦手なのです。最近は若い人ばかりだし…
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by
fu-minblog at 2007-03-24 12:05
>singさん よかったです!
私も気になったので公式HPを見てみたところ、3月10日から上映でした。 それにしても、4月もずっととは長い上映期間ですね! ちなみに我が市はおろか県にもやって来ないので、またDVDで観るしかありません。
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