[復活」「宮」に続き、ドラマ「マロニエ」も終わりました。
1960年代の韓国、朴正熙政権の誕生から、独裁者としての地位を固めてゆく過程とでもいうべき時代。
そして、ナント!朴軍事政権は20年近くにも及び、その後も全斗煥、盧泰愚へと受け継がれてゆくことに・・・・・
自由と民主主義を求めて闘った若者たち、彼らにとって、時代はあまりに過酷過ぎました。
朴正熙と鋭く対立したキム・ジュンテは、青春を奪われたばかりか、祖国から追放されます。
詩という武器で闘いを挑んだキム・ジハは、捕らえられ死刑の宣告を受けます。
そして、キム・ジハを救うため立ち上がったキム・スンオクは、クリスチャンになりやがて筆を絶ちます。
ま、難しいことは勉強不足の私にはよく分かりませんが、経済発展も大事かもしれないけれど、
国の一番の財産は人材であるワケで、優秀な人材を抹殺する政権は、必ずその報いを受けることでしょう。
韓国に限ったことではありませんが、それこそモッタイナイと思わずにはいられません。
戦争はもモチロン悲惨ですが、同じ国、同じ民族間の憎しみは、それ以上かも知れません。
私たち日本人は、民主主義を勝ち取ったのではなく、与えられたという気がします。
敗戦という大きな犠牲は払ったにしても・・・
しかし、となりの韓国でこのような若者の、自由と民主主義への飽くなき闘いと挫折があったことを知り、胸打たれる想いです。
このドラマは、ひょっとしたら、今どきの韓国若者こそが見るべきかも・・・・・
「第5共和国」から始まった、私のドラマで学ぶ韓国現代史、いちおうこのへんで。。。