文化史シリーズ「マロニエ」も、あっという間に半分以上が終わってしまいました。
週4回だとホント慌ただしい、週1回だと物足りないし、やっぱり週2回が丁度よいみたい。。。
私はその週録画したのを、週末一挙に観ていますが、フツーのドラマだったらちとシンドイかなと思います。
このドラマは、内容のワリには淡々としているせいか、観ていてなぜか疲れません。
ハナシは1961年5月16日のクーデターから64年6月3日の日韓条約反対の大規模な学生デモ、そして挫折とともに新しい年明け・・・・・
その間、個性の全く違う3人の主人公達はそれぞれの道を歩きはじめます。
学生運動の天才的リーダー
キム・ジュンテは、牧師である父を気遣いながらも、監獄生活をもろともせず、パンよりも自由を求めて闘い続けます。
キム・スンオクは、処女作「生命演習」が文芸賞に当選、学生でありながら小説家としてスタート、新しい感覚の作品を発表していく。
政治活動には一切参加せず、人間の生と孤独をテーマに作品を書き続ける。
キム・ジハ、彼も最初は政治活動はせず、詩画を書いて発表したりしていたのだが、ついに64・6・3のデモ直前、「民族的民主主義の葬式」なるユニークなデモの首謀者として、反朴政権の姿勢を鮮明にしてゆく。
これ以後、民主化運動の象徴的存在となる。
1話の最後に、キム・シバ씨とキム・ジュンテ씨のお元気な姿が観られ、ホットするワケですが、
まさに歴史の生き証人です。
「明洞」と同じく、チョン・ボソク씨の解説がすごく有難く、4人目の主役といってもいいくらい。。。
23話では、なつかしい明洞伯爵の顔を、久しぶりに拝ませていただきました。
地味ではあるけど、燻し銀みたいなこのドラマ、人気ないんやろか???
私的には、ただ一つ、画像がちと寂しいのが。。。。。