今年は雨の多い5月なので、あんがい6月は雨が少ないのかも知れません。
でもやっぱり、6月は雨の季節ということで・・・
韓国映画・ドラマはけっこう雨のシーンが多いのですが、雨といえばやはりわたくし的にはこのシーンがサイコーでした。
2004年最初に観た映画がこの「ラブストーリー」、韓国純愛映画を映画館で観たのは初めてだったので、かなり衝撃的でした。
まだ俳優の名前もよく知らず、ソン・イェジン씨はもちろんチョ・スンウ씨、チョ・インソン씨も初めて観たのですが、スンウ씨の演技力、インソン씨のルックスには思わず惹きつけられました。
母の時代は牧歌的、娘の時代は都会的な風景を舞台に、すばらしい音楽とともに綴られる母娘二代に亘る運命的なラブストーリー。
時代に翻弄され叶わなかった母のつよい想いが、娘を運命の人へと導くという・・・・
うつくしい映像の数々、中でも土砂降りの雨の中インソン씨が自分の上着を脱いで傘がわりにし、イェジン씨と一緒に図書館へと走るシーン、ジャタンプンの音楽と共に大好きです。
クァク・ジェヨン監督の作品は「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」と観ていますが、どの作品も底に流れるロマンティシズムを感じます。
その中でも「ラブストーリー」は、60年代~70年代のベトナム戦争派兵という時代を生きねばならなかった母の恋を描いて、監督のより強い想いが伝わってくるようです。
この映画のOSTはホントよく聴きました。キム・グァンソク씨の「苦しすぎる愛は、愛ではなかったんだ」という曲になると今でも胸がつまります。
こうしてみると、4月から6月まで男性は変われど女性はすべてソン・イェジン씨。
うらやましいくらい相手役に恵まれてます。