昨夜、M-netが有料になって初日に観た映画。
とうにDVDも出ていたけれど、いつかテレビでやるかなと、買わず借りずに観そびれていた作品。
予備知識もなく、あまり期待もしてなっかたのだけど。。。。。
とてもステキな映画です!
ナンカ不思議、ナゼカこころに残る、古いけど大切な一冊の絵本みたいな・・・・・
一緒に暮らすワニ(キム・ヒソン)とジュニ(チュ・ジンモ)の二人の日常が淡々と静かに描かれるだけで、韓国映画としてはセリフも登場人物も少なく、さしたるヤマバもありません。
しかし、現在よりもよりリアルな過去の回想シーン、現実よりもより印象的なアニメーションの架空の世界、が独創的に使われていて妙です。
そして、回想シーンのみに登場するワニの弟ヨンミン(チェ・スンウ)の存在の大きさ。
母親が別の姉弟なのですが、ワニにとってもヨンミンにとっても初恋の相手であるという・・・・・
またそれが原因で?父親が事故で亡くなることに・・・・・
ある日ワニのもとに、ヨンミンが留学先から帰国するという連絡が入るのですが、結局ヨンミンの姿は一度も現れないまま映画は終わります。
それがかえってヨンミンの印象をより強くしているのかも・・・
想いは揺れて~、結局ワニはジュニを選ぶことになるようなのですが。。。
ワニがアニメーションの動画を書いているということ、またジュニがシナリオライターであるということが、この映画(架空)の現実をさらに架空にしてゆくというおもしろさ。。。
ちょっとワケ分かりませんが・・・・・
キム・ヒソン씨、あまり感情を表に出さないちょっとクールな女性を好演、こんなキレイなヌナなら弟は恋しても無理ないかナ?
チュ・ジンモ씨のワニを温かく見守るやさしい青年、アクションばかりではない魅力です。
でも一番の収穫は、姉を愛する繊細で傷つきやすい弟を、フレッシュに演じたチェ・スンウ씨。
ファンの方、必見です!
(4/3,4/5に再放送あり→詳しくは番組表を)