今年最初の韓国映画。
一昨年は「ラブストーリー」、昨年は「オオカミの誘惑」、そして今年「
アメノナカノ青空」となんとなく傾向が似ているかも。。。
でも、好きですねん!この路線。
しばらく遠ざかっていたので、乾ききったのどを潤すミネラルウォーターみたいです。
そんな大それた映画ではなく、ストーリーもごくシンプル、登場人物も少なく、さしたるヤマ場とてない。
大笑いはしないが、思わずクスッと笑ったりする。
大泣きはしないが、おもわずホロリと涙がこぼれる。
だけど、やっぱりこんなん好きですねん。。。
スジョンちゃんとレウォンくん、ほかには考えられないぴったしの配役。
大画面で観るのは初めてだったのですが、3年前の二人は初々しくさえあります。
スジョンちゃんって、大人なのか子供なのか分からない不思議な魅力の女優さんです。
昨年は「ごめん、愛してる」でその魅力は十分発揮されましたが、韓国ではめずらしいタイプではないでしょーか?
レウォンくんは、今では日本でも多くのファンをもつ人気者ですが、ただのイケメンではない演技力と、以外に長い芸暦の持ち主。
でも、彼の魅力は何といってもあの笑顔、演技だけじゃなく、人柄がにじみ出ている気がします。
息子にしたいよーな好青年デス。
それにしても「アメノナカノ青空」とはナンジャラホイ!
小道具に使われる、内側に青空を描いた雨傘のことだと思うけど、陳腐!
原題「・・・ing」というのは進行中ということで、リアルな感じを表現したかったという監督の気持ちの表れというのに・・・
私は勝手に、ちと別の意味あいで、この「・・・ing」を考えました。
それは、自分にとって大切な人の死は、決して終わりでも別れでもなく、・・・ingであるということ。
数え切れないほどのミナの写真が残ったように、ミナはヨンジェの胸のなかで、母親の胸のなかで生き続けているのです。