ここ10年ばかり、桜桃忌(6月19日)にはサクランボを食べる習わしになった。
毎年、この頃になるとスーパーの果物売り場にパック入りのサクランボが並ぶようになる。
サクランボを見つけると、そろそろ桜桃忌だな、と思い出すのである。
今年もそれは同じだったのだが、なぜかいつもより量が少なめだった気がする。
特に当日は、ほんの1コーナーにパックの数もまばらに置かれていた。
サクランボを食べながら、最近本を読んでいないことを痛感する。
実は先月図書館から借りた「銀河鉄道の父」も完読せずに返すハメになった。
その前に買った石牟礼道子さんの「苦海浄土」もまだ読んでいない。
そー言えば本屋に行く回数も減っている。
「本を読む快楽を知るということは、孤独に耐えうる強い力を手に入れたことと同じだ」
・・・という言葉をあらためて噛みしめる今日この頃。