自分と双子の姉を棄てた母への復讐、しかしムヒョクは二つの隠された真実を知ることとなります。
母の実の子であると信じていたユンは、実は自分と同じ養子でした。
また、自分たちを棄てたのは母ではなく、ウンチェの父でした。
ムヒョクたちの父親には家庭があり、オドゥりの女優生命を慮ってのことでした。
双子であったことはもちろん、子供は生まれてすぐに死んだことにされていたのです。
一方ウンチェはムヒョクへの愛がますます強くなっていくのでした。
地下鉄の階段で、彼女はムヒョクに何回も何回も「사랑해요」と叫び続けるのです。
ムヒョクのこころからは復讐の感情は消えていました。
運転手として母を家まで送り、母の作ったラーメンを食べ、心の中で言った言葉。
母さん 次の世でも必ずあなたの子供に生まれます。
その時こそは、母さん自慢の孝行息子になりますから。
愛してます。
そして庭に出て跪き、母に別れの言葉をつぶやきます。
愛してます母さん
恋しく思わない日など一日たりともなかった。
母さん 生んでくれてありがとう。
そんなムヒョクの切ない想いを母は知らないが、なぜか涙を流すのでした。
ムヒョクはウンチェに「미안하다 사랑한다」と伝えます。
そして、猛スピードでバイクをまっすぐ天国へと走らせてゆくのでした。
それから1年後、ユンのコンサートが幕開けするちょうどその時、ウンチェは一人オーストラリアにいました。頭の中をムヒョクとの思い出が去来します。
そして、ユリの花束をムヒョクの墓前に置き、静かにその側に横たわるのです・・・
「この世でも痛いほど孤独だった彼を
放ってはおけませんでした」と。
ウンチェの父親もまた思い罰を受けねばなりませんでした。
これで、因果応報万事正しきに帰す、というわけなのでしょうか?
夕べは側にティッシュでもハンカチでもなく、たまたまバスタオルがあったので思い切り泣きました。
このドラマは最初から、ハッピーエンドではないとミョーに覚悟していたフシがあります。
でもまさかウンチェまでも・・・
哀しいけれどなぜかメルヘンチックなところがあって、たまらなく好きです。
そして、ソ・ジソプ씨とイム・スジョン씨なしには考えられないドラマでした。
セリフが少ない分映像と音楽が美しく、ウーン、しばらく抜けられないかも・・・・・