昨日、ランチの前に友人と見たのが韓国映画「新感染」ファイナル・エクスプレス。
韓国新幹線KTXを舞台に繰り広げられる、謎の感染からのサバイバルドラマ。
息もつかせぬスピードとスリル、でもそれだけではない人間ドラマがあるのが韓国映画。
家族を顧みない仕事人間の父(久しぶりのコン・ユ君)は、妻に愛想をつかされて別居中。
引き取った一人娘も母を慕い、父にはあまり懐いていない。
娘の誕生日、どうしても母に会いたい娘のためにソウルからプサンへ連れていくことに。
その車中で起こる、生死をかけた血みどろのサバイバル闘争に巻き込まれていく。
もちろん、そのスピードとスリルにはハラハラするのだが、感染者たちは怖いというよりは気持ちが悪い。
私的に一番怖いのは感染力の速さ、現在のネット社会の感染の速さを思い起こしたりした。
また、最終的に怖いのは、心の奥に潜む利己主義や差別意識ではないか、というのは深読みしすぎだろうか?
これまでけっこう韓国映画は見てきているのだが、どんなシビアな映画でも、感情を揺さぶる要素が盛り込まれているのが特徴といえばいえる。
また、女性を上手く活かすというのも、「シュリ」を始めこの映画でも感じたことだった。