この本は、たしか去年、偶々本屋で見つけて買っていた。
忌野清志郎詩集とは思えない、「エリーゼのために」という少女っぽいタイトル、そしてメルヘンチックな表紙が意外といえば意外だった。
その後さらりと読んだきりだったのだが、今回ふと思い出し、夜な夜な読むことに。
この本は2009年刊行された単行本が文庫化されたものである。
ただ、初期の作品だけなので全詩集といわけではないのがちょっと残念。
清志郎の詩はストレートでシンプルでリフレインが多い。
詩を読むと、シャイでやさしい人柄が見えてくる。
あの叫ぶような歌唱、派手な化粧と衣装、激しいパフォーマンスの忌野清志郎ではなく。
すると、「エリーゼのために」というタイトルも表紙の絵も、あんがい清志郎らしいのかも。。。