案の定、恐れていたことが現実になったのである。
パソコン教室の翌朝、声がぜんぜん出なくなっていた。
かすれるとか、出難いとかでなく、声が出ないのである。
喉の奥を見ると、熟れたザクロみたいにまっ赤っか。
声が出ないのは命にかかわることなので、サスガの私も唯一知ってる医者へ行った。
私が風邪ごときで医者に行くのは、、この声が出ないときだけである。
いちおうインフルエンザの検査をするとシロだった。
薬を山ほど貰い帰ってきたのだがこの時は熱はなく、比較的元気だった。
しかしその後午前中は7度台、午後は8度台の熱が出て気分最悪。
午前中は起きていられるが、午後になるとつい横にならずにはいられない。
のどの痛みはもちろん、モーレツに咳が出るので、夜もオチオチ眠れない。
考えたら、私の人生で過去何度同じ経験していることか。
そして、何が厭だといって風邪ほど嫌なものはない。
私に言わせれば風邪ほど色気のない病気はない。
鼻は噛む痰は出す、ゲーゲーと咳き込む、100年の恋も冷め果てるってもんである。
その一番嫌いな風邪をなぜ自分は引くのだろう。
今回は一年もたたないうちに・・・
そして、私の場合なぜか風邪が重症化し長期化するのである。
また風邪とはいえ、同じ風邪は二度とないように思う。
今回のように、あっという間に声が出なくなると、ホント困ってしまう。
風邪は万病の元ともいい、案外恐い。
呼吸困難状態にも陥るし、ヘタしたら肺炎にもつながる。
私の父が他界したのは風邪をこじらせての肺炎だった。
私もひょっとしたら、と思わぬわけではなかった。
げに恐ろしきものは風邪である。
ただでさえぼぉ~とした頭がますますぼぉ~とし、乱文お許しを。