この本のことを知った時は、畏れ多くも、私にピッタリやん!と思った。
そこでさっそく買いに走り、今日一日で読み終わったのだった。
外山滋比古氏の本は、「思考の整理学」にはじまり、何冊か読んでいる。
いつも思うのは、この自由さはいったいなんなんだっ!である。
この本もまた、読書についての常識を痛快に覆してゆくのであるが、自分の体験をとおして語られるので説得力がある。
私もたった一度さっと読んだだけなので、感想を書くのもおこがましい。
でも、精読が必ずしもいいとは限らず、本は風のごとく読むのがいい、と書いてあるのでお許しを。
セレンディピティとは、思いがけないことを発見する能力で、特に科学分野で失敗が思わぬ大発見につながったときに使われるそうである。
私の記憶では、セレンディピティとは思いがけない出会い、幸福なハプニング、ということだった。
なので、それはある意味、私の理想の生き方でもあったのである。
乱読、すなわちジャンルにとらわれない読書は、ヘンな先入観がない分思わぬ収穫があったりする。
つまり、最初から過剰な期待をしないので、無欲無心になれるのである。
そしてこれは、人生でも同じだと常々私は思っている。
あと、忘却の効用、乱談や散歩のススメなど、ユニークなお説がいろいろ・・・
元気の秘密はやわらかい頭と心かも・・・