誰が亡くなっても悲しいけれど、自分にとって特別な人が亡くなると、やはりショックは大きい。
今朝の新聞を開いたとたん、天野祐吉さん死去のニュースが目に飛び込んだ。
さいしょわが目を疑い、ちょっと信じられないのだった。
なぜなら、昨日も朝日新聞読書面で、天野祐吉筆の「ニュースの本棚・1964年に売れた本」を読んだばかりである。
もちろん、亡くなられる前に書かれた記事なのだろうが・・・
私の大好きな水曜日の「CM天気図」がもう読めなくなるのだろうか、悲しいーーー
天野祐吉氏は、私が末席を汚す?隠居大学の学長である。
まだまだ勉強が足りず修行中の私を残して、さっさと逝ってしまうなんてあんまりではないですか!
心の準備もなにひとつできないままに・・・
天野さんが亡くなり、これでまた一人、私の好きな日本人が減ってしまった。
また一つ、この国の良心が消えてしまった。
80歳なんて若すぎ、隠居はもっともっと長生きしてほしかった。
でも、何を言ってもせんないこと。
天野さんのことだから、あの世で何して遊ぼかな、なんてきっと今頃考えてることでしょう。
私もいづれそちらに参りますゆえ、その節はどうぞよろしくお指導のほどを。
今はただ、心にぽっかり空いた大きな穴を、何で埋めてよいやらわかりません。
まだ、どこかに隠れているだけのような気さえするのですが・・・
どうぞやすらかにお眠りください。合掌