中国武術に詳しいわけでも、カンフー映画ファンというわけでもないが、舞踊のような美しいカンフーは好きである。とくに、チャン・ツィイーファンとしては「HERO」や「LOVERS」のような映画を期待したのだが・・・
主人公は実在の人物、しかも時代も日中戦争前夜からはじまる。
詠春拳(えいしゅんけん)のグランド・マスターであり、かのブルースリーの師でもあったイップ・マン、彼は八卦掌(はっけしょう)の後継者争いに巻き込まれ波乱の人生を歩むことになる。
八卦掌の奥義を受け継いだ宗師の娘との愛情とライバル意識、宗師を裏切り殺害した一番弟子への復讐など、複雑なストーリー展開。
他にもいろんなカンフーの流派が出てくるのだが、なにぶんドシロウトなもんで・・・
ただ、やっぱり映像は美しい。
そしてアクションシーンはスゴイ迫力。
だけど、武器は使わず素手で闘うところが、その手の動き体の動きは舞踊的である。
主人公イップ・マンを香港映画の大スター、トニー・レオンが猛特訓の成果を披露してすばらしい。
宗師の娘にチャン・ツィイー、バレーで鍛えた華麗なアクション、愛と幸せを棄てた表情の潔さ。
また、韓国女優ソン・ヘギョがイップ・マンの妻として出演、久しぶりに見てミョーに懐かしかったデス。
中国語のヒアリングの方は、北京語だけではなかったのでイマイチでした。