昨年韓国で一番話題になったこのドラマ、果たして日本では・・・?
ハン・ギジュという財閥2世に、パク・シニャンという渋い演技派をもってきたことが、最大の成功の秘訣。大金持ちなのにプレイボーイではなく、どちらかと言えば女性におくてな朴念仁を好演。カン・テヨン役のキム・ジョンウンもこーゆー役柄はハマリ役でしょう。そこに都会的雰囲気のイケメン、イ・ドンゴン(ユン・スヒョク)がからむのだから、これは配役の勝利かもしれません。
韓国ドラマの
パリ~とか
バリ~とかいうのは、そこに滞在するのはほんの僅かなんですね。早々に舞台は韓国となり、韓国に戻ったとたんストーリーもいわゆる韓ドラペースになってゆきます。すなわち、テヨンは身内の不始末に追いまくられ、ハン・ギジュには出生の秘密、また二人の間をしつこく引き裂こうとするテヨンの同級生(ユナ)等などです。
このイジメ?役がまたまた若くて美人、オ・ジュウンというこの女優、「太陽に向かって」でも同じよーな役柄、ちょっとイメージダウンしないかと余計な心配してしまいます。テヨンの甥っこ役の子役も名演技で、たぶん賞をもらったと思います。イ・ドンゴンもここまで俳優として成功するとは「フレンズ」の時には思いませんでした。本業はミュージシャンですし、ま、今回の役も放浪のミュージシャンではありますが・・・。大筋はラブ・コメなのですが、ギジュとスヒョクのテヨンをめぐっての男のタタカイもあり、後半はちょっと重くなりますか?ひとつ気になることと言えばファッション、会社でパーティドレスを着るユナと、あまりにキタナイ?テヨンの普段着です。
それよりなにより、私はこのドラマをBS日テレで観たのですが、ま~コマーシャルも入ることだし、多少のカットは覚悟していました。とりあえずは字幕放送だし・・・。ところが、
ナント!結末のシーンをカットして、ドラマのストーリーそのものを変えていたことを後で知ったのです。ブログ上でもさんざん書かれましたが、視聴者に対しても作者に対してもこんな無礼はありません。
私はこのオリジナルDVDをなぜか買ってなく、観てないのですが、もーどーでもいいという気分です。時々OSTを聴くと、パリの街をテヨンが自転車で走り出します。そしてやっぱり音楽はいいのです。ただ「ムーン・リバー」だけは私なんか、ティファニーの前でジヴァンシーの黒いドレスのヘップパーンが、バケットをかじる姿が思い浮かんでしまうわけです。