実は、昨日はもう一つ展覧会に行ったのだった。
しかも、最初に行ったのはこちらである。
昨日が初日だったので、せっかく行くなら早い方がいいからである。といっても、着いたのは正午くらいだったのだが・・・
今回は三木記念賞受賞記念ということで、たぶん、今までで一番大作揃いであった。
いわゆる食器などの生活雑貨はなく、花瓶、大瓶、あるいは、蓋物、それも非常に凝った蓋物ばかりであった。
なので、幸か不幸か、私ごときがちょっと手が出ないものばかりで、今回は目の保養だけで終わった。実は一つだけ手頃なものがあったのだが、置き場所を考えて諦めた。
それにしても、大作が多いのに新作約100点とは、よくあれだけ創られたものだと敬服する。
吹きガラスという重労働、そのうえ御年80歳を超えられている。
今回、過去60余年の軌跡をたどる特別展示もあり、倉敷ガラス・小谷眞三展として見応えのある展覧会であった。
※7月21日(土)午後3時~4時 会場にて小谷さんの記念講演あり。
小谷さんの言葉
火を恐れず侮らず
冬の火は心に熱く 夏の火は心に涼し
温度は火の色でわかる
かたちはわが心
窯の調子も身体の調子と同じ
「小谷眞三の仕事」(里文出版)より
会場:岡山天満屋5階 美術画廊・美術ギャラリー
会期:7月18日(水)~24日((火)