詩の好きな方からお借りした本である。
谷川俊太郎の詩と佐野洋子のエッチングがページごとに並んでいる。
しかしこの本は、たんなる一人の詩人と一人の画家のコラボレーション、ではないのである。
谷川俊太郎と佐野洋子が夫婦であったことは知っていた。
けれど、その時期や経緯については何も知らないし、また知ろうとも思わなかった。
ただ、両方をある程度知っている私的には、その意外性にへえ~!と思ったのだった。
この詩集は、生まれる前から死んだあとまで離れない、男と女の物語である。
しかし、、私の独断と偏見でいえば、全篇コレ谷川俊太郎の佐野洋子に対する愛の詩である。
この詩集が二人にとってのどんな時期に書かれたのかは不明だが、これほどストレートに情熱的に愛を謳った詩集を私は知らない。
もう十分大人である男と女の愛に、ちょっと照れつつカンパイ!