情報に疎く、たまたま昨日シネマ情報を見て
この映画のことを知った。
そして、さっそく今日観に行ったのは、ちょっとでも早い方が空いてるかも、というサモシイ魂胆からである。
おかげで、回数も多くおまけに2劇場上映ということもあって、まだ空いていた。
そのうえ、観客のほとんどが大人なのだった。
スタジオジブリのアニメなのだが、監督は米林宏昌という新人である。
とはいえ、企画・脚本はモチロン宮崎駿である。
原作がイギリスの児童文学「床下の小人たち」ということもあり、いつもの宮崎アニメと一味違う。
私的には、素直に入り込め、理屈抜きに楽しめたのだった。(涙もあり)
ある古い屋敷に、病気療養のために一人の少年がやって来る。
その屋敷の地下には、もうすぐ14歳になる少女アリエッティと両親の小人の家族が住んでいた。
小人たちは生活に必要なものを、人間から少しづつ借りてきて暮らしていた。
彼らには、けっして人間に見られてはいけない、という掟があった。
しかし、アリエッティは少年に姿を見られてしまい・・・・・
両親の愛情を知らない孤独な少年、両親に愛され家族が強い絆で結ばれているアリエッティ。
小人はその数も減り、脅かされ、困難な生活を強いられている。
一歩外に出れば命の危険も待ち受けているのである。
それでも私たちは問われる。
人間と小人と、どちらがほんとうに滅びゆく種族なのだろうか、と。
夏休みに、今どきの子供と、かって子供だった大人に、オススメします。