ちょっと遅くなったんだけど、やっとこさ「アリス イン ワンダーランド」を観に行った。
上映回数や上映時間の都合もあって、最後のチャンスかもしれないと、ちょっと無理をして。
つまらなかったら黙っとこ、と思っていたら、これがあんがい楽しく、面白かった。
私は字幕の3Dで観たのだが、3Dを売りにしていた「アバター」より3Dが効果的で迫力があり、思わず体を左右に振ってよけたりしていた。
アリスといえば、はるか昔、ディズニーアニメで私は観ている。
私たちの世代は、ディズニーアニメで育ったようなもんなのである。
「白雪姫」も「シンデレラ」も「ピーターパン」も「ピノキオ」も、そしてこの「ふしぎの国のアリス」も。
なので、本で読んだのか、アニメで観たのか、今では区別がつかない。
この映画は、主人公のアリスが19歳というちょっと大人の設定になっている。
想像力が豊かで好奇心が旺盛なため、他の娘たちのように大人しくはしてられない19歳のアリスは、退屈な貴族の青年からのプロポーズの最中に姿をくらませてしまう。
チョッキを着た白ウサギを追いかけて、深い穴の中に落ちてしまうのだ。
穴の底は、ワンダーランド(アンダーランド)で、アリスの冒険というか試練がまっているのだった。
ワンダーランドの住人はワンダーなものばかり。
デカ頭の赤の女王は、すぐに首をはねさせる暴君なのだが、なぜか私には憎めないところがある。
その妹の白の女王は、まるでディズニーのアニメの姫そっくりに美しいのだが、どこか毒がある。
そして、アリスを導き、旅の供となる摩訶不思議な帽子職人のマッドハッター(ジョニー・デップ)
ほかに、まるまる太った双子、白ウサギ、チェシャ猫、賢者の青い芋虫、アリスと闘う怪獣等など・・・
ワンダーランドでの冒険の後、アリスは結局、白雪姫やシンデレラと違って、王子を待つどころか蹴っ飛ばして、自分の人生は自分の足で歩いてゆくことになりましたとさ。おしまい。