今日は昨日からの雨が止まず、家で年賀状の図柄でも考えよっかな、とも思ったんだけど、逆にこんな鬱陶しい日は外出することにした。
そこで、デパートの画廊から案内のあった展覧会、「木口敬三・風と音の風物詩」を観に行ってみた。
実は、はるか昔、ほんのちょっとだけ、そのアトリエに生徒として通わせてもらったことがある。
一歩足を踏み入れると会場は、パステル色のカラフルな風が、爽やかに吹きぬけているのだった。
すぐに帰るつもりがついウロウロしてるうちにお腹がすき、軽くランチをすることに・・・
すると、私が座っていた隣の席に、後から来られた同年輩の女性に話しかけられたのである。
発端は私が着ていた洋服(例によってプリーツ・プリーズ)だったのだが、どんどん話しが弾み、あげく政治談議にまで発展し、大いに盛り上がってしまったんである。(モチロンしらふ)
こんなことは、人見知り&無愛想な私の人生でそーそーあることではなく、貴重な体験、といえる。
実は、何が苦手といって、世間話ほど苦手なもんはないので、つい避けてしまうのだ。
それが今日は、かれこれ1時間くらい話したのではないか、と思うが、お互いにスッキリしたここちで、名前も告げず別れたのだった。
それにしても、展覧会といい、見ず知らずの人との会話といい、今日は心に残るイイ日だったと思う。