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夕べのテレビニュース、今朝の新聞はアメリカ大統領にオバマ氏が選ばれた記事で溢れた。
おかげで、新聞中毒?の私は、朝からタップリ時間をかけて読み、外出から帰ってまた読み、おまけにネットでオバマ氏の勝利演説全文まで読んでしまった。 政治家の演説など陳腐、と決め込んでいる私としては、たぶん初めての経験だと思う。 モチロン日本語訳で読んだのだが、これがなかなかリッパな演説なのであった。 しかも、私が見た限りの映像では、この演説を原稿など読んでる風でなかったのであった。 政治家としての力量はこれから分かることだが、演説の上手さは、やはり素晴らしいと思う。 どこかの国の政治家とは月とすっぽんなのである。 私のようなドシロウトが言うのもナンだが、2年間という長きに亘る熾烈な選挙戦を乗り越えてはじめて、大統領としての資格ができるんではないだろうか。 さいしょ、なんであんな長い期間が要るンやろか?と思っていたのだが、その試練を乗り越えられないようでは、アメリカ大統領は務まらないのではないか、と思うのだ。 オバマ氏もさいしょの頃(あんまりよくは知らないが)から見ると、この2年間に経験を積み徐々に実力をつけていったのではないだろうか。 何か都合が悪くなるとすぐに政権を投げ出すどこかの首相など、あまりに容易にトップの座につくからで、全く修行が足りないのである。 オバマ氏が次期大統領に選ばれてひとまずホッとしたし、アメリカ国民の良識に敬意を表したい。 けれど、ブッシュの残した負の遺産の大きさを考えると、オバマ氏勝利の歓喜に酔うアメリカの人々を、なぜか醒めた目で見る自分がいるのだった。 CHANGEを選んだアメリカ、さて日本はどーなるの???
by fu-minblog
| 2008-11-06 18:42
| 雑感実感
|
Comments(6)
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Rika-news at 2008-11-06 19:09
fu-minさん、こんばんは~
オバマ氏の勝利を受けて、マスコミは一斉に黒人にコメントを求め、 マイクを向けられた人々は、例外なく黒人初の大統領を歓迎していました。そのことは、本当に歴史的で、 アメリカが変われるチャンスであることも確かでしょう。 ただ、選ばれたオバマ氏はすでに権力の側の人となりました。 今後は、黒人と白人という対立構図ではなく、 権力を行使する側と、行使される側として オバマ氏は注目されるべきです。 そして、その視線の先にあるオバマ氏が 演説をみごと具現化できたとき 極東の島国から惜しみない拍手を送りたいと思います。 それまで、ワタシの分の祝福はちょっとお預けです。
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fu-minblog at 2008-11-06 23:34
> Rika-newsさん こんばんは~
オバマ氏の演説がいくらリッパでも、実行できなかったら意味はありません。 また、オバマ氏勝利で、アメリカは変わったというより、変わる決意をした、といった方がよいのかもしれません。 なにしろ、全てはこれから、なんですよね。 マスコミの偏った報道もあると思いますが、あの熱狂ぶりはちょっとコワイです。 熱狂がいつまた別の方向に行くか分かりませんから。 私も、あまり期待せず静観、ってところでしょうか。
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empiK at 2008-11-07 06:43
あの熱狂ぶりはアメリカに住んでいながら怖かったです。8年間のブッシュ政権、もううんざりという国民の気持ちの反映でしょう。確かにオバマ氏は演説もうまく、テフロンのようなスムーズな人と表現する人もいます。まず日本でもアメリカでも同じだと思うのは国民に約束をすればするほど、なぜか国民もそれを期待してしまう。アメリカの貧しい国民にもっと目を向けて助けなければならないというのは勿論ですが、金持ちから増税しそれを貧しい人たちに分け与えるというようなやり方では益々共産国のような国になってしまいます。メディアの民主党への偏りすぎも以上なものです。 もう少し中道に立ったニュースがないものかと、あきれてしまいます。改めてメディアの力とはすごいものだと思い知らされました。
政府に頼ることばかりを考えず、自分たちの力で少し頑張ろうという態度も、アメリカ国民に必要なのでは。 日本に比べてアメリカはいろいろな人種や文化が入り交じり、それだけ複雑な問題をたくさん抱えています。この国をどう変革させていくのでしょうか。オバマ氏への拍手は Rika-newsさんと同じように私もちょっとおあずけです。長くなってゴメンナサイ!!
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fu-minblog at 2008-11-07 18:56
>empiKさん こんばんは~
アメリカの大統領選というのは、日本人にはちょっと理解を超えるものがあります。 私は、いつどんな時でも、熱狂が恐ろしく、その渦の中には入れないタイプの人間なのです^^; オバマ氏勝利も、よかったとは思いますが、アメリカがほんとうに変われるかどうかは、まだまだこれからです。 今の状況を考えると、オバマ氏も非常に難しい舵取りを迫られることでしょうね。 empiKさんはアメリカにお住まいなので、きっといろいろな想いがおありでしょうね。 オバマ氏への拍手が、一日もはやく実現するといいですね!
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北の隣人
at 2008-11-08 11:55
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2万㌔と10㍍の差に感動して参加しますね。
見ていたハリウッド映画では、大統領は黒人でしたから、そのうちなるかもと思っていましたが、すごいものを感じました。「戦争」がつづいている大国で、かつて奴隷の人種が、トップになる…。歴史が大きく動くのを感じます。 私の希望は、「戦争」を止めること、アメリカの若者が死ななくてもすみ、大量の失業者がなんとか食べられるようにすること、です。 カジノ資本主義の破たん状態から、オバマ新大統領は、現状のアメリカをどう立て直すのか、しばらく目が離せないと思っています。
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fu-minblog at 2008-11-08 22:40
> 北の隣人さん
アメリカではどうか分かりませんが、私はオバマ氏が黒人、という意識はあまりないんですよ。 ただ、ブッシュ政権にNOを突きつけ、アメリカを変えてくれる指導者が必要だ、と強く思いました。 でも、オバマ氏がいくら有能であっても神ではないので、みんなの協力、特にアメリカ国民の協力が必要でしょうね。 全ての人を満足させる政治ってこの世にあるのかどうか分かりませんが、 やっぱり弱い立場の人から救済するのが本当なのでしょうね。 とにかく、あの感動的な演説が絵空事にならないことを祈っています。
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