ひとりあそび


私がこの世に生きた証し
by fu-minblog
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
最新の記事
マルバデイゴの日
at 2017-06-23 17:44
花と蝶
at 2017-06-22 16:46
半年ぶりの倉敷一会
at 2017-06-17 12:09
アナベル園に再挑戦???
at 2017-06-11 17:41
フェイジョア物語
at 2017-06-09 18:25
庭仕事の愉しみ
at 2017-06-06 11:19
ヒスイのひみつ
at 2017-06-03 17:39
ジャン・ホギョと11人のアジ..
at 2017-05-31 21:17
ジャン・ホギョと11人のアジ..
at 2017-05-31 17:24
ジャン・ホギョと11人のアジ..
at 2017-05-31 15:58
最新のコメント
>miduki0902さ..
by fu-minblog at 09:56
そんな時は寝ますね。お大..
by miduki0902 at 22:37
>sophilさん ま..
by fu-minblog at 10:44
こんにちは 先ほどブロ..
by sophil at 08:47
>sophilさん こん..
by fu-minblog at 20:19
今年もブラックベリーが実..
by sophil at 17:47
>sophilさん 出..
by fu-minblog at 10:00
こんにちは 5月は収穫..
by sophil at 18:49
>カラサワさん こちら..
by fu-minblog at 17:50
ご無沙汰しております。 ..
by カラサワ at 15:00
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
ライフログ
ファン

タグ:矢口敦子 ( 4 ) タグの人気記事

矢口敦子の世界 パート2

この1週間で、矢口敦子の本をさらに4冊読みました。
これで地元の図書館で借りられる本を全て読んだばかりか、元々寡作な方なので、その作品のほとんどを読んでしまったことになります。
いつものビョーキが出たってゆーか、私の不治の病、みたいです。

どの作品も私好みで面白かったのですが、他の人にとってどーかはビミョーです。
なにしろ、かなり好みが偏っており、たいていの場合マイノリティな人間なもので・・・
ジャンルとしてはミステリーといえますが、事件よりも人間のこころ、あるいは人間の存在そのものがミステリーであるような作品が多いです。

c0026824_22322260.jpg

上の2冊はどちらも、インターネットの功罪、あるいは、現実よりもリアルなネット世界を通して、やはり切なく哀しい人間が描かれています。
ときどき挿絵も入っていて、子供の頃読んだ本を思い出し、ナンカ懐かしかったです。

c0026824_005642.jpg

「もういちど」は心臓移植を受けた少年にドナーの魂が語りかけ、ある真実を明らかにさせようとする・・・といったユニークな話。
「そこにいる人」は重い肝臓病の姉にたいする、妹である女子大生の揺れ動く複雑な想いを描いた佳作、身につまされました。

矢口敦子さんは北海道生まれ、病気のため小学校を途中で就学猶予、その後通信教育で大学を卒業し、1991年「かぐや姫殺人事件」で作家デビューとのこと。
現在の状況は分かりませんが、病気とは思えぬストーリーテラー、また病気ゆえの人間への鋭い観察眼を感じさせます。
2005年「愛が理由」が最新作というワケなのですが、私としては次の作品が待たれます。
by fu-minblog | 2008-05-19 01:31 | | Comments(0)

矢口敦子の世界

c0026824_22224648.jpg

「償い」「証し」に続いて、矢口敦子作品を3冊読み終えました。
夜しか読んでませんが、だいたい1日1冊のペースです。
録画ドラマを倍速では見られないんですが、こーゆー本は速読?です。
おかげで、少々睡眠時間が減ってますが・・・

「愛が理由」と「家族の行方」はジャンルとしてはミステリーなのでしょうが、この作者の場合、事件解決に乗り出す主人公がいつの間にか事件と深くかかわっていて、単なる謎解き、犯人探しのストーリーではない。
また、必ず十代の少年が登場し、少年の持つ純粋さと残酷さが事件の重要な鍵になっているのが特徴かも。
そーゆー意味では、ちょっと異色のミステリーと言えるのかもしれない。

この3冊の中で、私的に一番印象的だったのがジャンルとしてはミステリーではなく、平成9年度女流新人賞受賞作の「人形になる」という短編でした。
重い心臓病のため自力では何もできない、呼吸ですら人工呼吸器が必要な女性が、自分より症状の軽い病気の女性の恋人と愛し合うようになる。
彼女はやがてその男性の介護のもと、一緒に暮らすようになるのだが、自分が人形としてしか愛されていないことに気付いてゆく・・・

この作品は、人間の奥底に潜むコワサ、あるいは男女のちょっと異常な愛のかたちを描いているのかもしれません。
でも、なぜか私は自分が家人に付き添って、約1年間病院暮らしをした時のことを思い出し、たしかに肉体的にも精神的にも辛く、10キロ以上も痩せてしまったのですが、けっして嫌だと思ったことはなく、むしろ、ずっとこのままでいたい気さえしていました。
当時も今もあの時間は、不思議なことに、私にとっては至福のとき、であったのです。

あまりに無力で無垢な対象にたいして、人間は無条件に護ろうとするDNAを持った存在でもあるようです。
by fu-minblog | 2008-05-12 01:06 | | Comments(0)

「証し」 矢口敦子著

今日はGWの最終日、といってもあまり関係はなく、極力外出は控え庭仕事に精を出すハズだったんですが、庭仕事はソコソコに読書に励んで?しまった私です。

c0026824_10261610.jpg
退屈しないよーにと数冊用意した本のうち、一気に読んでしまったのがこの本。
「償い」が売れたので急遽文庫化され、題名も「VS」が「証し」に改題された模様。
先日の「償い」よりも、ひょっとしたら面白いかも。。。
とゆーのも、「償い」が元医者のホームレスが主人公だったのに対して、「証し」は金のために卵子を売った女性とその卵子を買った女性という奇妙な関係の二人の女性。
つまり、一人の子供をめぐって二人の母、というワケなのだが、さしずめ一昔前なら生みの母と育ての母ってところが、今や卵子の母と子宮の母ってことに?
そして、この二人の母のたった一人の16歳の少年は、一家4人惨殺事件の容疑をかけられたまま、飛び降り自殺をしてしまう。


だいたい、卵子提供者がその相手を探し当てられるのかは疑問だが、この女性、なにせヒマとお金と行動力の持ち主、探偵を雇い瞬く間に目的を達してしまうのだ。
しかし、探し当てたわが子はすでにこの世の者でなく、そのうえ殺人犯扱い、彼女は息子の無実を信じて事件解決に奔走する。
そのやり方があまりに強引、とんでもないキャラなのには、思わず笑ってしまうのだが・・・

「償い」も「証し」も、意外な人物が犯人又はキーマンという点と、少々尻切れトンボの感がしなくもないのだが、時代的要素を取り入れつつ、まるで通奏低音のように少年の心の叫びが聞こえてくるのが印象的で、ただのミステリーでは終わらない。
最後の最後に「VS」のナゾが解けるというしかけで、作者の強い意図が感じられます。
私的にはこの作者にけっこうハマり、図書館に5冊も予約を入れてしまった次第。

実はこの前に読んだのが「ダイアローグ」という本で、これは期待が大きかったにも拘らず、眠気はおろか頭痛までする始末・・・
いちおう読破したワケですが、何度か読まないと理解不能の代物。
現在は塩野七生著「ルネサンスとは何であったのか」を、十数年前のイタリア旅行を思い出しつつ読んでいるところです。
by fu-minblog | 2008-05-06 12:47 | | Comments(0)

「償い」 矢口敦子著

c0026824_201331.jpg
ここんとこ、夜な夜なテレビも見ずに読んでいたのがこの本。
新聞広告についツラレ・・・
作者も初めて、久しぶりのミステリー、でございます。
2001年に刊行後文庫化されています。

なかなか面白く、引き込まれました。
実はあんまりミステリーは読んでる方ではないので、批評する自信もないのですが、同じ女性作家だからか、宮部みゆきの初期の頃の作品を思い出したりしました。
二人に共通するストーリー・テラーぶりがそう思わせるのかも知れませんが・・・


今はホームレスとなった元脳外科医の男と、その彼が偶然命を救った当時2歳、今は15歳の少年とが、ある郊外の街で運命的に出会う。
その街で次々に起こる生活的弱者を狙った殺人事件、凶器の鋭い刃物はまるで少年の心そのもののようである。
犯人は自分が救った少年ではないのか、という疑いに苦しみながらも、男は事件に巻き込まれてゆく・・・

新聞広告にも使われていて、私が読むキカッケになったキャッチフレーズ
「人の肉体を殺したら罰せられるけれども、人の心を殺しても罰せられないんだとしたら、あまりにも不公平です」とか
「これは、憎悪や憤怒が起こした犯罪ではない、やさしさがひき起こした殺人なのだ」とか
「不幸な人は死んでしまえば、もう不幸は感じずにすむ」とか、ドキっとするセリフも。

そしてこの小説は、ある事件の被害者やその家族が受ける深い傷について、何の罪もない被害者がたどる過酷な運命についての物語でもあります。
by fu-minblog | 2008-04-13 22:03 | | Comments(0)


検索
カテゴリ
タグ
(222)
(178)
(127)
(101)
(96)
(95)
(89)
(83)
(81)
(59)
(56)
(51)
(50)
(46)
(42)
(38)
(34)
(33)
(31)
(29)
(28)
(27)
(25)
(24)
(24)
(23)
(22)
(22)
(21)
(21)
(21)
(20)
(20)
(20)
(19)
(19)
(19)
(16)
(16)
(16)
(16)
(15)
(15)
(15)
(15)
(14)
(14)
(14)
(14)
(14)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(12)
(12)
(12)
(12)
(12)
(11)
(11)
(11)
(11)
(11)
(11)
(11)
(11)
(11)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(8)
(8)
(8)
(8)
(8)
(8)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
(6)
(6)
(6)
(6)
(6)
(6)
(6)
(6)
(6)
(6)
(6)
(6)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
以前の記事
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 01月