ひとりあそび


私がこの世に生きた証し
by fu-minblog
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
最新の記事
 華紋 de ランチ
at 2017-12-08 21:44
クリスマスツリー
at 2017-12-03 18:05
同窓会 in 倉敷(アイビー..
at 2017-11-30 21:33
同窓会 in 倉敷 (素敵な..
at 2017-11-30 16:34
同窓会 in 倉敷(川舟初体験)
at 2017-11-30 12:06
紅葉満喫 in 近水園
at 2017-11-22 18:09
フェイジョア大豊作
at 2017-11-16 10:30
カズオ・イシグロ全作読破?
at 2017-11-11 16:56
新見鉄板焼ランチ
at 2017-11-08 16:24
「静かなる情熱」
at 2017-11-05 11:33
最新のコメント
>mocondorさん ..
by fu-minblog at 21:53
>mocondorさん、..
by fu-minblog at 21:33
私には珍しいことに、この..
by mocondor at 15:56
ずいぶん久しぶりにfu-..
by mocondor at 15:44
sophilさん コメ..
by fu-minblog at 17:11
こんにちは 暑い夏もや..
by sophil at 10:53
>miduki0902さ..
by fu-minblog at 09:56
そんな時は寝ますね。お大..
by miduki0902 at 22:37
>sophilさん ま..
by fu-minblog at 10:44
こんにちは 先ほどブロ..
by sophil at 08:47

タグ:田中一村 ( 6 ) タグの人気記事

田中一村 生と死

c0026824_11274568.jpg今週は田中一村ウィークみたいだな、と思っていたら、ナント!締め括り?まであったんである。
奇しくも今日、9月11日は田中一村の命日であることが分った。
今から33年前の9月11日、一村は夕餉の支度の最中心臓発作で倒れ、誰に看取られることもなく、69歳の生涯を静かに閉じたのだった。

翌朝、いつも挨拶を交わす近所の人が一村の姿が見えないのを不審に思い家に行き、発見された。
立ち退きとはいえ新居に引っ越したばかり、名瀬での個展の計画がすすみ、生活と絵の制作のメドも立ち、明るい希望が垣間見えてきた矢先のことであった。

東京時代も千葉時代も貧乏ではあったが、弟一村の才能を信じ、身の回りの世話をし、献身的に一村を支え続けた姉喜美子の存在があった。しかし異郷の地奄美では、厳しい現実、孤独と極貧の生活が一村の健康を蝕み、老いと死を早めたのである。


c0026824_1130177.jpgそんな中で、一村の代表作である「アダンの木」や「クワズイモとソテツ」が描かれたのは奇跡というほかない。
「50年後、100年後に理解されればいい」と生前語っていた一村の絵は、それを待つまでもなく、人々の心を捉えていったのだった。

「絵は最後に描いた人を離れ、ひとり歩きします。
絵の中の魂は永遠に生き続けるのです。
私の名前は誰も知らなくてもいいし、絵が描き上がった時に自分の名を残す必要もないのです。
絵そのものが残ればよいのです。
自分が生涯かけて描く絵は、人からどう評価されようとかまわないのです。
真実の絵を描き残すことが、私の生きる道なのです。」(一村)


明日午前9時、NHK教育テレビ「日曜美術館」で田中一村が採り上げられます。ぜひ、ご覧ください。
by fu-minblog | 2010-09-11 12:06 | 美術工芸 | Comments(0)

田中一村 奄美に憑かれて

私にとって、田中一村といえば奄美、奄美といえば田中一村である。
また、私にとって田中一村の絵とは、奄美で描いた絵のことなのである。
もちろん、それ以前の絵も上手いのだが、奄美で描いた絵(特に絹本に描かれた約20点)は、まるで奄美の杜の神が宿ったかのようである。

住み慣れた千葉を離れ、異郷の地奄美へ渡った一村の覚悟は並々ならぬものであった。
すでに技術的には頂点を極めていた、といっても過言ではないのではないだろうか。
一村の絵はずっと徹底した写実であった。
しかし、奄美で描いた絵は、写実を極めるとシュールになる、とでもいうか、幻想的で、この世のものとは思えぬほどうつくしい。

c0026824_10475735.jpg


2002年1月、友人と奄美へ、田中一村記念館へ行ったとき、一村が暮らした名瀬市でも一泊した。
移設はされていたが一村の終焉の家や金作原(きんさくばる)原生林をタクシーで廻ったのだった。
写真嫌いがわざわいして以前もUPしたヘタな写真以外ほんの数枚しか残っていないのが、今となっては残念である。

巨大なシダ、ヒカゲヘゴや地面にはクワズイモの大きな葉もあったりした。
そして、ホテルのすぐ傍には、我があこがれのアダンの木が実をつけていた。
落ちていた実を大事に持って帰り、数年間家に置いていたのだが、ついにバラバラになり処分した。

c0026824_11434095.jpg


南国の自然、、動植物はカラフルで生命力にあふれ、一村にとっては刺激的なモチーフであったにちがいない。
けれど、それだけでは説明できない、えも言われぬ魅力が奄美で描いた絵にはあるのである。
by fu-minblog | 2010-09-09 11:29 | 美術工芸 | Comments(0)

田中一村 絵と人生

私が最初に田中一村の絵を観たとき、田中一村がどういう画家なのか全く知らなかった。
実は、名前さえウロ覚え、という有様だった。
何も知らなかったけれど、絵はすべてを語っていた、と今になって私は思う。
私の人生において、第一印象が間違いだったことは、まずないのである。

c0026824_15443529.jpg


その後、勝手なときは必死で調べる性格なので、画集からはじまって評伝が増えてゆくのに、さほど時間はかからなかった。
画集はどちらもNHK出版なのだが、1985年出版の古い方は、ネットの古書店で探した。
2001年に新版が出たのを機に買い直したのだが、内容はビミョーに違う。

この度、画集はもちろん、評伝を読み返してみた。
そして、初めて読んだときと同じように、私はなぜか涙を抑えることができないのだった。
田中一村は、中央画壇に認められなかっただけでなく、生前一度も個展を開くことが叶わなかった。

c0026824_1540841.jpg


その一村の展覧会が、今回こうしてゆかりの地千葉で、大々的に開催されている。
展覧会場になった千葉市美術館は、旧川崎銀行千葉支店の古い建物を残したビル7,8階にある。
そのことはモチロンうれしいのだが、やっぱり、私はかなしいのである。
by fu-minblog | 2010-09-08 15:48 | 美術工芸 | Comments(0)

田中一村 一枚の絵

私の田中一村狂いは、一枚の絵を、ほんの一瞬、しかもテレビで観たことから始まった。
一村の数枚の珍しい南国の自然や植物が描かれた中に、その絵はあった。
しかし、南国の風景にもかかわらず、なぜか暗く、どこか鬼気迫る印象だった。

c0026824_11371616.jpg今にも雨が降りだしそうな黒い雲に覆われた空、さざ波の立つ静かな海と砂浜の小石は沈んだグレーである。
そして、画面の左に立つ一本のアダンの木。
その中の一つの実だけが夕日に照らされて明るく輝き、神々しくさえある。

一村の絵は、色紙以外の多くは幅76cm高さ156cmの絹本に描かれている。
粗末なあばら家で虫よけの蚊帳の中、極貧と孤独な生活の中から生まれた。
その上、老いと病が容赦なく襲ってくる。

生活のため紬工場で染色工として何年か働き、お金が貯まれば集中して絵を描く。
食べるものも食べずとも絵の材料費は惜しまず、すべては画を描くことにのみ注がれたのである。

中央画壇から認められることはなく、画家として誰にも知られることなく、50歳で渡った奄美の地で、1977年69歳の数奇な生涯を閉じたのだった。
こんな画家が日本に、しかも、自分が生きている同時代にいたのかと、計り知れない衝撃を受けた。
そして、ただ口惜しかった。

しかし、一村の絵と魂はけっして死ぬことはなかったのである。
死後近しい人々によって地元で個展が開かれたのを機に、だんだんそのうねりは拡がってゆく。
そして1984年、NHKの日曜美術館で採り上げられるや全国的に知られるようになったのである。
けれど残念ながら、私はそれを観ていない。

たぶんその10数年後に知ることになるのだが、ナント!2001年秋のある日新聞を開いて驚いた。奄美大島に田中一村記念館がオープンするという全面広告が目に飛び込んだのである。
翌年の1月、私は早速友人をそそのかして?奄美大島へ、一村の絵に会いに行ったのだった。

そして一昨日、今開催中の「田中一村 新たなる全貌」展を観に、遠路はるばる千葉市美術館へ行ったのだった。(またもや同じ友人に、今度は負んぶに抱っこで)
今回の展覧会は、新たに発見された千葉時代の作品も多く、過去最大の規模といわれる。
モチロン奄美時代の主な作品はすべて(たぶん)展示されており、かなりの点数に上る。

私的には、「アダンの木」に会えたことが一番うれしかったのだが、千葉時代(30代~50代)、東京時代(10代~20代)の絵も興味深かった。
後の奄美時代の絵の片鱗(大胆な構図と色彩、そしてデザイン的センスの良さ)がアチコチに窺える。ちなみに、「アダンの木」はフランス美術雑誌「L'OEIL」の表紙にもなっている。

ただ、今回改めて驚いたのはその早熟さ、わずか5,6歳で大人顔負けの達者さなのである。
天才、神童ともてはやされ、10代で売れっ子画家になった米邨(後の一村)の画家としてのスタートは順調かにみえたのだが・・・・・

田中一村の生涯は、ただひたすら絵を描くためにあった。
お金も地位も名声も求めず、じぶんの命を削ってまでも描き続けた。
一村の絵からは、一村の魂の声が聞こえる気がする。
田中一村さん、あのアダンの木は、いえ、あの光り輝くアダンの実は、私にはまるであなた自身のように思えるのです。
by fu-minblog | 2010-09-05 12:53 | 美術工芸 | Comments(2)

田中一村展のお知らせ

千葉で田中一村展がある、と聞いて楽しみに待っていた。
その田中一村展が今月21日から千葉市美術館で開催されることを、今日ネット上で知った。
あかん、ボヤボヤしてたら見逃すとこやったやんか!
私みたいなウッカリもんはいないとは思うけど、念のためちょっとお知らせまで。

c0026824_13234932.jpg


それにしても、奄美大島も遠いけど千葉も遠い。
おまけに、私は千葉には行ったことがない。
でも、いろんな意味で夏枯れ気味だった私が、すこしシャンとしたからゲンキンなもんである。
by fu-minblog | 2010-08-04 14:03 | 美術工芸 | Comments(4)

田中一村 奄美追想

c0026824_1350890.jpg

「石田徹也」ショックから1週間が経ちました。
放送以来、スゴイ反響らしく、昨夜の「ヒューマン」という番組にも採り上げられたりしました。
おかげで、放送終了直後に注文した画集が、何時届くか分からぬ状態。
たいていの場合マイノリティな私としては、ちょっと複雑な気持ち・・・・・

さて、今日は今日とて、日曜美術館30周年記念番組とやらで、田中一村が採り上げられ、なつかしさのあまり、つい、記事UPということに・・・・・
田中一村を初めて紹介した日曜美術舘「黒潮の画譜ー異端の画家・田中一村」は1984年12月放送だったのですが、残念ながら私は観ていません。

私が一村を知ったのはその10年以上後、テレビでほんの一瞬、一村の一枚の絵を観たのがキッカケでした。
石田徹也と同じく、全身に電流が奔りました。
私って電流が奔りやすい体質なのか、ラジオで尾崎豊の歌を一声聴いたときもそーだったし、平野啓一郎の「日蝕」を読んだときもだし、「冬ソナ」のオープニング画面を初めて見たときも・・・・・

このときもすぐに画集をネットで検索、ゲット、タマタマ「絵のなかの魂」という一村の評伝も買って読みました。
でも、ナンと!忘れもしない2001年秋、田中一村記念美術舘が奄美大島にオープンと知り、狂喜乱舞!
さっそく翌年の1月、奄美大島へ田中一村の絵を観に行ったのでした。
2泊3日の奄美大島への旅、ただただ、一村の絵に会いに・・・・・

一村は早熟の画家といってもよく、はやくからその才能は認められていました。
日本画壇とは一線を画してはいたものの、千葉時代にも多くの作品が残っています。
しかし、やっぱり奄美に行ってからの一村の絵は、まるで蛹から孵った蝶のようです。
厳しい自然、極貧の生活、忍び寄る老い、その中からあんな素晴らしい作品が生まれるなんて、奇跡としか思えません。

私が一番好きなのは、画集・新版の表紙の「アダンの木」です。
これはもう、暮れてゆく空と海をバックに、アダンの実一つに光が差し、神々しいばかり。
モダンな構図はとても斬新、たしか、ヴォーグ(仏・ファッション誌)の表紙にもなりました。
奄美から持ち帰ったアダンの実は、今でも大事に、我家にあります。(壊れてバラバラですが)

念願の一村の絵を観たあと、奄美の自然の中を行くと、アチコチに一村の絵の風景が見られ、
まるで一村の絵の中に迷い込んだような錯覚さえ覚えるのでした。

アダンの木と実                         ヒカゲヘゴ(巨大なシダ)
c0026824_1237115.jpgc0026824_12372533.jpg
by fu-minblog | 2006-09-24 12:50 | 美術工芸 | Comments(0)


検索
カテゴリ
タグ
(224)
(178)
(127)
(102)
(98)
(96)
(92)
(87)
(83)
(61)
(56)
(51)
(51)
(46)
(42)
(39)
(34)
(33)
(32)
(31)
(28)
(27)
(25)
(24)
(24)
(23)
(23)
(23)
(22)
(21)
(21)
(21)
(21)
(21)
(20)
(19)
(19)
(19)
(17)
(16)
(16)
(16)
(16)
(15)
(15)
(15)
(14)
(14)
(14)
(14)
(14)
(14)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(12)
(12)
(12)
(12)
(12)
(12)
(11)
(11)
(11)
(11)
(11)
(11)
(11)
(11)
(11)
(11)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(8)
(8)
(8)
(8)
(8)
(8)
(8)
(8)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
(6)
(6)
(6)
(6)
(6)
(6)
(6)
(6)
(6)
(6)
(6)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
以前の記事
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 01月
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
ライフログ
ファン