ひとりあそび


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「100万分の1回のねこ」

佐野洋子さんが亡くなられて6年余りが過ぎた。
佐野さんのエッセイの大ファンだった私には、内容はもちろん、もうあの歯切れのいい文章が読めないのかと、人生の楽しみが一つ減ってしまったような気さえしたのだった。

その後、それまでの単行本に収録されなかったエッセイや対談集、追悼特集が数冊出版され、その度購入しては読んだのだった。
今回の「100万分の1回のねこ」は、中でもちょっと遅めに出版された本で、私もモチロン目にしていた。
佐野さんの絵本の代表作「100万回生きたねこ」の13人の作家によるトリビュート短編集なのだが、当時はなぜかあまり興味が湧かなかったのである。

それがつい先日書店をウロウロしていた時偶々見つけ、つい買ってしまった、というわけなのだった。

c0026824_10422760.jpg


佐野さんのエッセイ集は、たぶんほぼ全部読んでいて、しかもそのほとんどを持っていると思う。
それほど、佐野さんのエッセイ、佐野さんの生き方、考え方に憧憬の念を抱いていたのだった。
ただ、本職の絵本の方はあまり読んでなく、我家にあるのは「100万回生きたねこ」だけである。
しかも、初版から30年経った2007年版で、オトナも大人、いい歳になってから読んだのだった。

「100万回生きたねこ」を、もし子どもの頃読んでいたら、いえ、この絵本を読んだ子どもたちがどんな感想を持つのか、ぜひ、私は知りたい。
なぜなら、絵本としてこんな不思議な本もなく、ある意味哲学的でさえあるからである。
一匹のオス猫が死んでは生き返り、しかもその度、嫌いだという飼い主を泣かせるのである。
さいごに、ノラ猫になったオス猫が、自分自身より好きになった白猫が死んだとき、はじめて100万回も泣いたあと、となりでしずかに永遠の眠りについたという・・・

まさしく、佐野洋子さんらしい、佐野さんでなくてはゼッタイ書けない絵本だ、と思う。
「100万分の1回のねこ」を読んで思ったのは、やはり原作は越えられない、この絵本の圧倒的な力強さを否応なく感じるのだった。
佐野洋子さん、これからも、何度でも100万回だってよみがえってください。
by fu-minblog | 2017-02-12 11:26 | | Comments(0)

生き返った佐野洋子

ふくやま美術館で開催中の「佐野洋子 絵本の軌跡」展に行ってきた。
今日、佐野さんの絵本の原画をたくさん観て、あらためて佐野さんの絵のすばらしさを実感した。
もともと美術大学出の絵はプロなのだが、佐野さん独特の個性豊かな絵は魅力まんてんである。

どちらかいえば、佐野さんのエッセー(文章)のファンだった私としては、絵本作家としての佐野洋子に今一度惚れ直したとでもいうか、まさしく、佐野洋子は私の中で鮮やかに生き返ったのだった。


c0026824_1805770.jpg


佐野さんのエッセーはほぼ全部読み、しかも本も持っているのだが、残念ながら絵本は佐野さんの代表作「100万回生きたねこ」しかない。
今回、絵本の原画とともに絵本も観られるのだが、それらの絵本が全部欲しくなってしまった。
そして、どっぷり佐野洋子の世界に浸りたい衝動に駆られるのだった。

佐野さんは、他の作者の挿絵も書いているが、私はやっぱり佐野洋子原作の絵本が好きである。
佐野さんの絵本の一番の魅力は、子どもに媚びないところではないだろうか。
絵もけっしてかわいいだけでなく、ひと癖もふた癖もある絵である。
だいたい動物や子供の目も、するどく、いじわるそうでさえある。

生きることはそんなに甘いもんではない、悲しいことも苦しいこともある、と教えている。
そういう意味では、絵本もエッセーもホンネしか言わない佐野さんの姿勢が貫かれている。
佐野さんは人間に対する愛情がケタ外れに強く、また深い人なのだと思う。
けれど、人一倍テレ屋でもあるので、その愛情をユーモアと毒でくるんで見せるのである。
私はそんな佐野洋子が無性に好きなのである。

じつは、この展覧会のことを知ったのはほんの先週のことである。
それも、初めて会った人と何気なく話していてたまたま聞くことになった。
もし、後から知ったらどんなに地団駄踏んで悔しがったことだろう。
これも何かのご縁、佐野さんありがとう、あなたはほんとうに生き返ってくれたのですね!
by fu-minblog | 2014-02-12 18:10 | 美術工芸 | Comments(2)

100まん回生きかえる?

佐野洋子さんが亡くなられてから、はや2年半が過ぎてしまった。
その間、エッセイや対談集や追悼特集などの本が数冊出版されている。
そしてこのたび、「ほんとのこと言えば?」という新しい対談集が出た。

c0026824_17132655.png

もちろん、読ませていただきました。
小沢昭一、河合隼雄、明石家さんま、大竹しのぶ、岸田今日子、おすぎ、山田詠美、阿川佐和子そして私が一番興味深かった谷川俊太郎との対談集である。

対談当時(1991年)ふたりは夫婦であり、しかも絵本作家として活躍中でもあった。
絵本作家としては、物語絵本(佐野)と認識絵本(谷川)というタイプの全く違う作家だという。
ただふたりとも、一番感動した絵本がレオ・レオニの「あおくんときいろちゃん」ということで一致したのであった。(なぜかわたくしも)

ここでも佐野さんの歯に衣着せぬ物言いに、サスガの谷川俊太郎もタジタジである。
世の中にはええっ!と絶句するような夫婦がたまにある。
私的には、この谷川・佐野夫婦がまさしくそれで、最初知ったときは信じられない気持ちだった。

でも今にして想えば、人間自分とはべつのタイプに、自分にはないものにアコガレるものなのだ。
ただ、あまりに違いすぎたのかどーか、ふたりは残念ながら別れることに。
たぶん、おたがい大きな影響を与え合ったことと思う。

100まん回生きたねこみたいに、佐野洋子さんもどーぞ100まん回生きてください。
by fu-minblog | 2013-05-02 18:06 | | Comments(0)

本に逃れて

今年もとうとう最後の月となってしまった。
師も走る慌しさというに、身体ではなく心の風邪がなかなか治らない。
そんな時、手当たりしだいに本を読むのがいつものパターン。

読み終わった本が、どんどん積み上がってゆくのを横目に、また次の本を捜すのである。
もともと恥ずかしいので、読んだ本を全部はレビューしないのだが、読んだことさえ忘れそうなので、このへんで一度備忘のためにメモ程度はしておこうかな、と思う。


アゴタ・クリストフ
c0026824_10353547.png今回4冊読んだアゴタ・クリストフの残る2冊。
彼女の小説は、体験を基に書かれているのだが、どこまでが真実でどこまでが嘘なのかか謎である。
なんせ、悪童三部作の三作目は、「第三の嘘」という題名なのである。その中で、自伝といわれる「文盲」が一番真実らしく、解り易い。
実は、それぞれ2度づつ読んではみたが、謎は深まるばかりで、私の中ではミステリーということに落ち着いたのだった。

新書

c0026824_1746273.jpg姜尚中氏の「あなたは誰?私はここにいる」という長ったらしい題名の本は、実は読んだのはかなり前。
この本を読んだことがキッカケで私の美術館めぐりが始まったのである。一枚の絵が姜氏の人生を変えたことを知り、私にとってそんな絵はあったのか、確かめたくなったのである。

その後赤瀬川原平氏の「個人美術館の愉しみ」という本のことを知った。
一番最近読んだのが、「親鸞 いまを生きる」である。
これは講演集なのだが、ここでも姜尚中氏がご登場で、「人間は、自由になればなるほど、不幸になる」ということを話されている。

単行本

c0026824_11442815.jpg「春を恨んだりしない」は震災後に書かれた本を何冊か読んだうちの一冊。その後、だんだん病状がすすみ、本もそれなりのものになってくる。ついには「絶望名人カフカの人生論」にまでゆきついてしまったのである。けど、ウツ病患者にガンバレが禁句なように、ネガティブ・パワーというものもあるのである。

3・11以後、今までの生活、自分自身をも見直す必要に迫れれ、その答えを本に求めたのかもしれない。でも、結局答えは見つからない。こんなことをしていていいのだろうか?という思いからいつも逃れられないのである。

佐野洋子本

c0026824_11534926.jpg佐野洋子さん、こんなレビューの仕方でごめんなさい。
フツーだったら、佐野さんの本を読んだらすぐ元気になれるのに、ちょっと効き目がイマイチ。
これで終わりかと思いきや、つぎつぎ現れる佐野洋子さんのエッセイ。ひょっとしたら私の佐野エッセイ全点踏破もまだまだなのか?

この本は、家族をはじめ佐野さんが偶さか出会った人たちのことがさりげなく書かれている。私たちは、その登場人物のユニークさ面白さに驚くわけだが、たぶん、それは佐野さんの観察眼の鋭さのなせる業だと思う。佐野さんの周りにいる人たちがけっして特別なのではないのだ、と思う。ただ私たちは、見てはいるが見えてはいないだけなのだ、きっと。

とりあえず、今日はこのへんで。
さて、それでは次の本を捜しに行ってきま~す。
by fu-minblog | 2011-12-03 12:47 | | Comments(0)

よみがえった佐野洋子さん

昨日、取り置きの本をもらいに本屋へ行った。
そして、ウロウロしてるうちに、佐野洋子さんの新刊文庫本を、ナント!4冊も見つけてしまった。
自分の好きなものは何でも、花でも本でも、なぜか見つけるもんである。
その4冊を全部迷わず買って帰り、4冊全部一気に読んだ。
佐野洋子さんが、ほんとうによみがえった心地がして、こんなうれしいことはない。


c0026824_13113216.jpgこんなピュアな女の子、そして恋の話があっただろうか、と思う。今までいろんな佐野さんを知っていたが、そのどれとも違う。

あの痛快なエッセイからは想像もできない純で無垢な心を持った主人公、しかしそれも紛れもない佐野さん自身なのである。

「人は誰でも人生の主人公なのだ。人生の主人公であることから降りることは出来ない。人生の主人公から降りないということは、自分の心に正直に素直でありつづけること、どんな時も、打算に走らないってことだと思う」

誰に対しても、何にたいしても、「コッコロから」。



c0026824_13125021.jpg
ひとは誰でもかってはこどもだった。

そのこどもの頃の気持ち、不思議なできごとが

いきいきと甦ってくるような7つの物語。

佐野さんの挿絵がたっぷり入った、ぜいたくな絵本。

こどもから、こどもだったことを忘れないおとなにも、

幅広く楽しめます。





c0026824_13162880.jpgこの本はガラっと変わって、いわゆる「おとぎ話」のパロディ集である。佐野さん独特の毒気とユーモアにあふれていて思わず笑ってしまう。

たとえば、シンデレラは打算的で野心的な娘で、まま母の方がほんとは被害者であったり、眠り姫は100年目に王子のキスで目覚める前に、何度か目覚めては相手を選んでいたりする。

また、乙姫さまの口から語られる浦島太郎は、無神経で厚かましい若さだけが取り柄の男だったり、こぶとりじいさんは、こぶがなくなってがっかりしたおばあさんの語りである。

佐野さんはきっと、嘘やきれいごとが嫌いなんだと思う。



c0026824_13223064.jpg
29編のショートストーリ―集。

おとなのためのファンタジーというよりはシュールな物語。

まるでいつか夢でみたような心地さえする。

絵本、エッセイのほかにこんな作品があったとは・・・

今回4冊の本を読んで、あらためてその多才さに驚き

感動さえしたのだった。

by fu-minblog | 2011-10-05 13:43 | | Comments(0)

「死ぬ気まんまん」

c0026824_9493557.jpg


私がこの本のことを知ったのは、今朝の新聞広告である。
実は、先日の佐野洋子追悼特集を読んだときから、新しい本が出るような予感はあった。
早速アマゾンへ行きかけたのだが、どんなに早くても明日以降になる。
それに、お報せがなかったことにもちょっと不機嫌なのだった。

明日まで待てないときは、例の大型ショッピングモール内の本屋へ在庫確認の電話をする。
そして、今日は午後用事があったにもかかわらず、すぐに往復1時間かけて本を取りに行った。
我ながら、その行動力、素早さにはあきれる。
これがもっと有意義なことに発揮されていれば、きっと人生変わっただろうに・・・

それにしても「死ぬ気まんまん」とは、佐野さんの本以外ではありえないタイトルである。
これまでも、佐野さんのエッセーのタイトルは実にユニークで、面白い。
「私はそうは思わない」「ふつうがえらい」「がんばりません」「あれも嫌い これも好き」「神も仏もありませぬ」「覚えていない」「役に立たない日々」「問題があります」「そうはいかない」等など・・・

この「死ぬ気まんまん」は、2008年から2009年に雑誌に連載されたもので、たぶん最後のエッセーなのではないだろうか。
それでも、お元気で歯切れのいい文章は相変わらずである。

「死なない人はいない。
そして死んでも許せない人など誰もいない。
そして世界はだんだん淋しくなる。」
by fu-minblog | 2011-06-21 21:55 | | Comments(2)

100万回だってよみがえる

c0026824_1784025.jpg佐野洋子さんが亡くなられて半年以上が過ぎた。この半年間が長かったのか短かったのか、私には分らない。

亡くなられてから何冊かの本も出版されたが、この度追悼特集の雑誌が出たのは知らなんだ。でもそれはその、本屋の本棚で私を呼んでいたんである。

それはナント、佐野さんの代表作となった絵本「100万回生きたねこ」の隣りに行儀よく並んでいた。100万回だってよみがえる、という副題をつけられて。

この雑誌、今までほとんど見たことなかった佐野さんの幼い頃から比較的最近までの写真、アルバムも見られる。

また、ちょっと意外な人との対談、単行本未収録文章、佐野さんについてのエッセイ、追悼文等など、内容はバラエティに富んでいる。


エッセイや絵本では見られない、佐野洋子の姿が見られるかもしれないのだが、私的には、やはり佐野さんのエッセイに勝るものはない。

この中で私が一番興味深かったのは、もと夫である詩人谷川俊太郎氏と佐野さんの一人息子である絵本作家広瀬弦氏の特別対談。
もちろん佐野さんが亡くなられた後に行われたものだが、元夫はともかく、息子に自分のことを語られた佐野さんは、あの世でどんな思いをされていることやら・・・

100万回生きたねこは100万回死んだねこで、100万回よみがえるんである。
どうぞ佐野さんも、何度も何度も、100万回だってよみがえってください。
佐野さんを愛するすべてのひとに。
by fu-minblog | 2011-06-03 18:30 | | Comments(2)

「人生のきほん」

c0026824_1058071.jpg佐野洋子対談集である。
対談の相手は西原理恵子&リリー・フランキー。
二人とも佐野さんとは親子ほどの年齢差があるのだが、武蔵野美術大学の先輩後輩という関係。

西原理恵子は今をトキメク売れっ子漫画家なのだが、あの佐野さんをして「負けたわー、私」と言わせる数少ないツワモノ。
私もまた彼女の漫画より、その壮絶な生き方、バイタリティーにはスゴイ!としか言いようがない。

佐野さんは、幼いころ死別した兄弟、特に二歳上の兄のことが一生忘れられず、その心に大きな光と影を与え続けた。
代表作である絵本「百万回生きたねこ」は、百万回死んだねこ、でもある。

二人の対談では、佐野さんはどちらか言えば聞き役にまわりつつ、柔らかな心で対応、年齢の差を感じさせない。

リリー・フランキーとの対談は「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」から始まる。
私も読んだのだが、佐野さんも出版後すぐに読み、母と子の関係に思いを馳せずにはいられなかったようである。

佐野さんは「シズコさん」はじめ、多くのエッセーの中でもお母さんとの葛藤を書かれているが、それは佐野さんの一人相撲であったような気がしなくもない。
ほんとうの優しさとは何か、それは甘やかすことでも、ベタベタすることでもない。
まして、最後までキチンと面倒を見たのは他ならぬ佐野さんであったのだから。

私も、自慢じゃあないが、自分が良い娘だと思ったことも、よい母親だと思ったことも、ついでに申せば、良い妻だと思ったことも、一度もない。
ただ一つ、それをふかくふかく自覚しているだけである。
良妻賢母という言葉は私の辞書にはなく、また私から一番遠い恐い存在なのである。

この対談集を通して、エッセーを読む以上に、佐野さんのやさしさ、他人に対する繊細な心遣いが感じられるのだった。
by fu-minblog | 2011-02-24 17:58 | | Comments(0)

最後のエッセー?

c0026824_18284516.jpg佐野さんが亡くなられてから1ヶ月になるが、私は佐野さんのエッセーをほぼ全部読み直した。

手持ちの本はモチロン、手持ちでないのは文庫本を買い、全部で14冊である。

そして、これでほんとに読む本が無くなったかなと思ったとき、新しく出版されたのがこの本である。

帯の惹句はこうである。
「ほんとうみたいな嘘話?
それとも
嘘みたいな真実の話?」
そして、「残された33篇の物語エッセー」とある。

この本は、今から10年くらい前数種の雑誌に書かれたもので、今までの単行本には収録されなかったエッセーが集められている。


なので、内容が新しいわけではないが、挿絵が多いのが見所である。
佐野さんのエッセーを読むと、弱さをさらして生きられるのは強い人だ、とつくづく思う。

佐野さんのエッセーは、私にとっては麻薬みたいなもんかもしれない。
すっかり中毒患者になってしまったようである。

イヨイヨこれが、佐野さんの最後のエッセーになるのだろうか。
でも、まだまだ絵本はいっぱいあるのである。
by fu-minblog | 2010-12-08 19:40 | | Comments(2)

惜別 佐野洋子さん

c0026824_1203011.jpg


佐野洋子さんが亡くなった。
私自身、まだちょっと気持ちの整理がついていない。
「にんげん誰でも死ぬんだよ」と言われそうだが、「自分が死ぬのは平気だけど、親しい好きな友達には絶対死んで欲しくない」と、佐野さんも言っている。

「100万回生きたねこ」というかの有名な絵本で知られる佐野さんのエッセーを初めて読んだのは、「神も仏もありませぬ」だった。
それ以来、私は佐野洋子エッセーの大ファンである。
たぶん、ほとんど読んでいると思う。

内容はもちろん、私は佐野さんのハギレのいい文章が好きである。
生き方そのもののような、自由でしなやかな文章が好きである。
若さにしがみつくでもなく、かといって枯れるでもなく、老いを楽しむ生き方はステキだった。

今年になって、たまたま図書館で「問題があります」というエッセーを見つけ借りて読んだ。
エッセーとしては、あれが最後だったのかもしれない。
もう、新しい佐野さんのエッセーが読めないかと思うと、残念だし寂しい。

でも、さようならは言いません。
また、あの世で会いましょう。
合掌。
by fu-minblog | 2010-11-07 13:02 | | Comments(2)


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