ひとりあそび


私がこの世に生きた証し
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この夏の読書

久しぶりの本のレビューに戸惑うばかり。
というよりは、最近の読書量の激減に驚くばかりの今日この頃です。

とりあえず、今日は読み終えた新書だけでもレビューに挑戦。
とはいえ、たった三冊という寂しさではありますが。

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我が読書体勢(横になって読む)や値段が手ごろなので新書はご愛用。
ただし、新書はできるだけ新しい新刊を選ぶ。

「本を読むのが苦手な 僕はこんなふうに本を読んできた」 横尾忠則書評集
この本は一番最近出版で、私的には一番面白く、一気に読んだ。
朝日新聞書評欄2009~2017年に掲載された横尾氏の書評133冊が収録されている。
私は毎週この書評欄を愛読しており、なかでも横尾氏の書評が大好きなのである。

横尾氏は、ご存知のように、現在は画家で以前はグラフィックデザイナーとしてご活躍。
私にとってはその生き方(隠居宣言)も含めて、アコガレの存在なのである。
だからといって、横尾氏の書評を贔屓しているわけでは決してない。

横尾氏はこの長いタイトルにもあるように、読書が苦手だということである。
けれど、私が言うのもナンだけど、横尾氏の文章はとても上手いと思う。
私は横尾氏の著作(小説は除く)のほとんどを読んでいるのではないだろうか。

「人類の未来」AI、経済、民主主義 吉成真由美[インタビュー・編]
最初に読んだ「知の逆転」が面白かったので、続編の「知の英断」に続き読んでみた。
ノーム・チョムスキーは「知の逆転」にも登場するが、あとはもちろん知らない方ばかり。
ざっと一読しただけなのでどこまで理解できたかは不明だが、シンギュラリティ(指数関数的変化・成長)という考え方を初めて知り、驚きと大いに刺激を受けた。

「知性の顚覆」橋本 治著
この本は、はっきり言って面白くなかったけど、とりあえず完読した。
横尾氏と逆で、文章がぜんぜん受け付けない。
いったい何が言いたいのか私には不明で、もやもやを晴らすどころか余計もやもやしたのだった。
ただ一つ、かっこうの睡眠薬にはなったかも。。。

いやぁ~、本のレビューやっぱり疲れるなぁー
おまけに、途中でせっかく書いた記事が消滅、涙がチョチョ切れました。



by fu-minblog | 2017-08-14 12:15 | | Comments(0)

「引揚げ文学論序説」

「引揚げ文学論序説 新たなポストコロニアルへ」朴裕河(パク・ユハ)著という本を新聞の書評で知ったのは、2月半ばだったと思う。
その本を図書館で借りよとしたら未所蔵だったので、ダメもとでリクエストしてみた。
すると、ほぼ1ヶ月くらいで予約完了のお知らせがあり、正直驚いた。
まず、本が購入されたことに、そして、予想外の速さに。
モチロン、喜びこそすれ文句を言う筋合いではさらさらなく、有難いことではある。

c0026824_10122352.jpg


ただ一つ、内容次第では最後まで読めるだろうかと、心配だった。
それが、読みだすとやめられず、2週間の期限を数日残して読み終わったのである。
一つには、韓国人にもかかわらず、日本語の文章が的確で読みやすい。
朴裕河さんの本は以前「和解のために」を読んで、非常に感動し共感を覚えたのだった。
「引揚げ文学論序説」もまた、今まであまり語られなかった貴重な歴史の事実を知ることになった。

この本は、引揚げ文学、つまり引揚げ者の文学について書かれている。
しかも、植民地・占領地で生まれ育った文学者たち、敗戦当時の少年少女たちにスポットが当てられている。
そして、そこにあぶり出されるのは、被害者の被害だけではなく、加害者の被害である。
一緒に生活する植民者と被植民者の複雑な人間関係、敗戦によって支配と被支配の立場の逆転など、想像するだに胸が締め付けられる。

ほんとは、もっと時間をかけて深く読むべきなのだが、とりあえず今の感想のみ。
私が一番残念にも疑問にも思ったのは、なぜこの本の作者が韓国の朴裕河さんだったのか、当然日本人が書くべき戦争の真実ではないのか、ということだった。
by fu-minblog | 2017-03-26 11:22 | | Comments(0)

「世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉」

実は今、図書館の本の予約待ちをしているので読む本がない。
そこで、本屋をうろついてるうち思わず手に取り、つい買ってしまったのがこの本である。

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必ずと言っていいほど「世界でもっとも貧しい」という形容詞が付くウルグアイの前大統領。
数冊並ぶ本もまたしかり。
子供向けの美しい絵本もあったのだが、今回は絵より内容で選んだのだった。

今春来日ということもあって、日本でもすっかり有名になったホセ・ムヒカ前大統領。
2012年、リオ会議での歴史的なスピーチが世界に衝撃を与えたという。
その内容もさることながら、大統領らしからぬ質素な生活、また、ゲリラとしての闘いや13年間もの投獄生活という数奇な経歴の持ち主でもある。

この本は、リオ会議のスピーチはもちろん、ホセ・ムヒカの珠玉のことばが数多く掲載されている。
たとえば
「私は貧乏ではない。質素なだけです。」
「物があふれることが自由なのではなく、時間であふれることこそ自由なのです。」
「お金があまりに好きな人たちには、政治の世界から出て行ってもらう必要があります。」等など・・・

しかし、ほんとうに大事なのはことばではない。
なぜなら、ホセ・ムヒカは政治家であり、前大統領だったのだから。
それにしても、日本で今こんなに本が出るということは、自国の政治家不信の表れなのか?
「政治家に倫理を求めるのは、八百屋で魚を買おうとするようなものだ」と養老孟司も言っている。

たった一時間くらいで読めて、私たちにもう一度自分の生き方や暮らし方を考えさせてくれます。
by fu-minblog | 2016-05-11 17:44 | | Comments(0)

「21世紀に生きる君たちへ」


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先日、書店でこの小冊子を目にしたとき、私は思わず手に取っていた。
たぶん、「21世紀に生きる君たちへ」というタイトルと、安野光雅氏の美しい風景画の表紙に心を動かされたのだと思う。

「21世紀に生きる君たちへ」は、国民的作家司馬遼太郎が、子供向けに書いた初の随筆であり、司馬の遺言とも言われている。
この本以外に他の出版社のものもあり、また、インターネットでも読むことができる。

「21世紀に生きる君たちへ」以外に、「人間の荘厳さ」と「洪庵のたいまつ」という文章も併録されている。
英語の対訳は私には不要だけど、中・高生には役に立つのではないだろうか。

実は、私は司馬遼太郎作品をほとんど読んでいないのである。
読んだのは街道をゆく数冊ばかり、しかも、今手許にあるのは台湾紀行一冊だけというお粗末さ。

そんな私が、今回「21世紀に生きる君たちへ」を読んで、なぜこんなに感動するのか自分でも分らない。
数々の歴史小説を通じて、司馬遼太郎という人がほんとうに伝えたかったこと、それが解ったような気がする、と言っては、あまりに傲慢過ぎるだろうか。

21世紀を観ることがなかった司馬さん、今もしあなたがご存命だったらどんな想いで、どんなことを言われるでしょうか。
混沌とした世界情勢、そして、平和が脅かされつつある現在のこの国の状況を。
by fu-minblog | 2016-03-30 11:56 | | Comments(0)

テレビ de アドラー「人生の意味の心理学」

NHKEテレの100分de名著今月(2月)の本は、アドラーの「人生の意味の心理学」である。
昨夜第一回目の放送があり、珍しくリアルタイムで見たのだった。

また、テキストまで買い、一応ざっと読んでいた、という熱心さ?
講師が、アドラー心理学の日本での第一人者、岸見一郎氏なのも楽しみだった。


c0026824_956374.png私がアドラーを初めて知ったのは僅か一年半くらい前、偶々読んだ「嫌われる勇気」からである。その他岸見氏のアドラーにかんする本を2冊読んでいる。でも今回の「人生の意味の心理学」は読んでないので、まさしく、テレビde名著なのある。

昨夜は第一夜だったのだが、アドラー心理学の大筋の考え方が語られていたと思う。一つは個人心理学であること、もう一つは実践の心理学であること。アドラーは人間を二元論的に見るのではなく、分割できない全体として考える。また、実践することに非常に重きを置くのである。

フロイト、ユングと並ぶ心理学の三大巨頭の一人アドラーは、フロイトとは一時同じ研究会で活動しながらも、やがて意見の違いから決別することになる。フロイトの原因論に対するアドラーの目的論であったり、また、人間のパーソナリティを決定する要素をフロイトはリピドーに、アドラーは劣等感に注目した。

「嫌われる勇気」を読んだ時もそうだったが、アドラーの言葉には衝撃を受けつつも納得する。
世界はシンプルである、誰でも幸福になれる、人は変われる等など・・・
ただ、アドラー心理学を受け入れ易い人と受け入れ難い人はあるのではないか。

この世には何でも自分のせいにする人と何でも他人のせいにする人がいる。
前者は受け入れ易く、後者は受け入れ難いのではないか、と思う。
私は、たぶん、前者なので、なにしろ自分を幸福にするのは自分しかいないと信じるので、ある程度は受け入れられるのではないか、と思う。

これからの放送に期待してます!
by fu-minblog | 2016-02-04 11:04 | | Comments(0)

読書不況

昨年からずっと、読書不況?に陥っている。
本屋に行っても欲しい本がなく、図書館に行っても読みたいと思う本がないのである。

ここ何年かに比べて、昨年読んだ本の数は半分くらいではないだろうか。
なので、本のレビューもぐっと減っている。
もちろん、読んだ本を全てブログにUPするわけではないのだが。

とはいえ、最近何冊か読んだ中から、忘れないうちに覚え書き程度は残しておこうと思った次第。
なんせ、すぐに記憶がぶっ飛んでしまうゆえ、まずは一番新しいのから。


c0026824_14101130.jpg「私流に現在を生きる」は、私が尊敬して止まない堀文子さんの自伝的エッセイ。堀さん、または堀さんにかんする本は何冊か読んではいるが、ご自身の人生を、その軌跡をこれほど詳しく書かれた本は初めてである。

まさしく、「慣れない、群れない、頼らない」という生き方を実践されてきたことがよくわかる。まだ海外旅行が珍しかった1960年代初頭のエジプトから始まり、次々海外へ一人で行かれる行動力。しかも、大正7年生まれの97歳、実は亡母と同年齢なのである。

この住居や環境を変える一所不在の暮らしは、一ヶ所に長くとどまっていると、新鮮な感動や驚きといった心の揺れがなくなり、神経がさび付いてしまう、という堀さんの画家としての姿勢からくるのではないだろうか。
堀さんの絵は、訪れた国が変わるごとにその画風も変っていったように思う。

この本の最後に堀さんの現在の心境が綴られている。

「私の生涯」
私はその日その日を現在(いま)に熱中し
無慾脱俗を忘れず
何物にも執着せず
私流の生き方を求めて歩き続けて参りました。
これが私の生きた道です。


あと、↓ のような本も読んだのだが、だいぶ記憶が薄れてしまい、かといって再読の気力もなく、
アシカラズ。

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by fu-minblog | 2016-01-30 15:23 | | Comments(2)

再読の愉しみ

お盆を過ぎた頃から、ソロソロ夏休みも終わりに近づいてきたなと、うすうす感じるようになる。
夏休みの宿題がまだ終わらない子どもの頃の記憶が甦ったりするのは、怠け者の報いだろうか?

夏休み気分な私にとっても、なんとなくどこからか秋風が吹き始めた今日この頃、この夏の読書のほんの覚え書きを残さんとて。
といっても、この夏は本屋に行っても、図書館に行っても、なぜか読みたい本がなく、しかたなく手持ちの本の再読でごまかしていた次第。

c0026824_11314287.jpgこの本は、小冊子で本文も短くすぐに読めるのだが、内容は濃く深く、哲学者カントのことばに耳を傾ける大切さを実感する。
以前のレビューではしなかったのだが、今の私の心情にあまりにピッタリだったので、いくつか引用させていただきます。アシカラズ

「国家は所有物でも財産でもない。国家は一つの人間社会であって、みずからで支配し、みずからで運営する。みずからが幹であり、みずからの根を持っている。」

「行動派を自称する政治家は、過ちを犯して国民を絶望の淵に追いやっても、責任は転嫁する。」

「永遠平和は空虚な理念ではなく、われわれに課せられた使命である。」  他多数・・・


c0026824_1145391.jpgカズオ・イシグロから離れるハズが、ふと本棚で見つけて再読することになった。たぶん、半月くらいかかったのではないだろうか。一気にではなく、夜な夜な寝る前や目が覚めた真夜中、はたまた早朝に読んだりしていた。

この本も以前レビューはしているが、あらためて、「細部まで抑制が利いていて、入念に構成されていて、かつ我々を仰天させてくれる」という柴田元幸氏の評に同感する。これは、カズオ・イシグロ作品全てに共通するとも言えるが、この「わたしを離さないで」がやはり一番特徴的なのではないか。

この戦慄すべき内容が、なぜこんなに淡々と静かに語られるのか。そして、涙がじんわりにじみ出る感動的なラスト(とくに22章、23章)。タイトル「わたしを離さないで」の深い意味、けっして聞こえることのなかったトミーの叫びなどなど・・・

この2冊は7~8年前に買って読んだ本で、よくぞ買っておいたと今では思う。屡々なぜ図書館で借りないのか、と言われるが、私はやっぱり本は買っておきたいのである。なぜなら、今回のように、急に再読したくなることがけっこうあるのである。

また買った本の大部分は、捨てずに置いている。なにしろ、高校時代の「太宰治全集」はおろか、小学時代の「アルセーヌ・ルパン全集」まで、今もまだ残っているという物持ちの良さ。ついでに言えば、まんが「カムイ伝」も全部あるが、これはわたくしの持ち物ではない。

「本を読む快楽を知るということは、孤独にも耐えうる強い力を手に入れたことと同じだ」と信じるし、またそれを実践して生きてきた、と私は思う。
by fu-minblog | 2015-08-21 15:33 | | Comments(0)

「鴨居玲 死を見つめる男」

17日未明、珍しく当地は台風の直撃を受け、翌日は天気が荒れ模様、外出は控え一日家に居た。
カズオ・イシグロの「充たされざる者」をどうにか読み終わったので、気分転換に、買っておいた「鴨居玲 死を見つめる男」を一気に読んだ。

c0026824_1421912.jpg


私が偶々鴨居玲を知ったのは数ヵ月前で、偶々展覧会を観たのは先月のことで、偶々この本のことを知ったのは今月の始めである。
こんなに鴨居玲との関わりが次々起こるってことは、これも何かのご縁ではないか?と思った。

この本のことは、新聞の毎日曜日の読書ページの横尾忠則氏の書評で知った。
ちなみに、私は横尾氏の書評が一番好きで、他の評者には悪いが、本より評者が大事、みたい。
そんな横尾氏の書評を読んで、急に読んでみたくなったのだった。

鴨居玲の絵は、写実的で色調も暗い。
一見、ゴヤなど19世紀の絵を彷彿とさせるが、テーマやモチーフは現代的で、スペイン時代の老人、廃兵、酔っ払いなど、弱者を描いた絵は、人間の弱さと滑稽さを温かく見つめる。
また、人間の孤独や生きる苦悩にとことん向き合った絵は、人の心を捉えて離さない。

とくに晩年の絵、この本の表紙に使われている「1982年 私」、何も描かれていない真っ白いキャンバスは、画家としての苦悩がいかに深かったかを表わしている。
展覧会でこの絵を観た時の衝撃を、私は忘れることができない。

しかし、鴨居玲本人は、長身でハンサム、オシャレでダンディ、西洋人の中に居ても目立ったという。
この本は、そんな画家の人物像が多く語られ、絵はもちろんのこと、鴨居玲本人の魅力に惹かれる。
ただ、何度も狂言自殺を繰り返し、その結果、自ら命を絶ってしまったことは残念で、かなしい。

だからといって、彼は「死を弄んだというより、死に魅入られていた」と横尾氏は書き、いつも死と隣り合わせで生きていたのではないか、と私は思う。
それが、私をはじめ、自殺願望が強い人間の生きようなのではないか、と。
けっして発作的に死を選ぶのではなく。

余談ではあるが、鴨居玲は鴨居羊子の弟だったことを知り、あらためてビックリ!
女性下着の革命家鴨居羊子のことを、私はかなりよく知っていたのである。
ただ、同じ鴨居であったのに、なぜか結びつくことのなかった二人なのだった。
by fu-minblog | 2015-07-19 13:24 | | Comments(0)

「ぼくらの民主主義なんだぜ」

この本は、「町内会は義務ですか?」と一緒に買って、続けて読んだので、ちょっと前(先月の終わり)には読み終わっていた。だけど、レビューするのがどんどん後回しになっていたのだった。


c0026824_15551382.jpg朝日新聞に毎月一回、最終木曜日に連載中の高橋源一郎氏の論壇時評、その書籍化である。私はたぶん、最初から全て読んでいると思う。なぜなら、毎月けっこう楽しみにしているからである。ついでに申せば、毎回、現代文明をイメージしたとかいうコラージュ?の作品も、である。

ただ、今回読んでみて、内容はほとんど忘れているのであった。ときどき新聞を切り取ったり、はたまた最近はiPadのアプリのスクラップブックに保存したりもしていた、にもかかわらず。

そんなわけで、この本を読み終ったってことは、同じ文章を2度読んだことになるのだが、悲しいかな、内容が多岐に亘るってこともあり(言い訳?)、感想はなかなか困難なのである。ただ、最近の傾向として、同じ本を再読、再再読はよくするので、この本もまた読み直す機会はあるかと思う。


この本には、2011年4月から2015年3月までの論壇時評が収められている。
その中で、新聞で読んだ時から、私にとって一番印象に残り、忘れられない記事がある。
それは、本と同じ「ぼくらの民主主義なんだぜ」というタイトルの2014年5月29日の記事の次の文章である。

(台湾の)学生たちがわたしたちに教えてくれたのは、「民主主義とは、意見が通らなかった少数派が、それでも、『ありがとう』ということのできるシステム」だという考え方だった。

私が憶えていたのだから、よっぽど気に入ったのだと思う。
高橋源一郎サマ、これからも論壇時評を読ませていただきますので、どうか忘れっぽい読者をお許しください。
by fu-minblog | 2015-06-14 17:15 | | Comments(2)

「町内会は義務ですか?」

本屋の新書コーナーは必ずチェックするので、「コミュニティーと自由の実践」というサブタイトルのついたこの本は、だいぶ前から目にはしていた。
だけど、まさか読むことになるとは思わなんだ。


c0026824_1411966.jpgハッキリ言って、私は町内会に何の興味も思い入れもない。そんな私がこの本を読む気になったのは、去年一年間地区委員をし終えたばかりだからかもしれない。そして、いったい町内会に何の意味があるのか?などと疑問に思うことすらなくなるかもしれないから。

この本を読んでよかった!と思ったこと、それは、「町内会は強制加入団体ではなく、脱退は自由」ということである。
これは、最高裁が下した判決である。
それが町内会と自治体との一番大きな違いであり、町内会の難しさでもある。なぜなら、全員が入ってる建前だけど、本当は任意加入である、からである。

町内会は義務ですか? いいえ、義務ではありません。
このことは脱退するしないは別として、私にとっては実に勇気づけられる事実である。


この本には、著者である紙屋氏がうっかり?町内会長を引き受けた経緯から、吊し上げをくったりしながら、ミニマム町内会を作るまでの体験が書かれている。
そして、町内会の基本はボランティアであり、有志のボランティアで、やりたい人が、やれる範囲のことをするものだ、というところに到達する。
つまり、必要なことは行政(税金)でやり、町内会はプラスアルファだ、という。

果たして町内会をやりたい人などいるのだろうか?と、やりたくない人は考える。
けれど、世の中にはいろんな人間がいるのである。
佐野洋子さんの「ふつうがえらい」の中にもそんな話(神様はえらい)が出てくる。
そして、紙屋氏もまた、まんざら嫌いではなさそうなのである。

ここだけの話し、いつか脱退を夢見る私デス。
by fu-minblog | 2015-05-23 17:09 | | Comments(4)


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