ひとりあそび


私がこの世に生きた証し
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春の陽気に誘われて

昨日の節分、今日の立春と暖かく、春のような陽気に恵まれた。
休日を避けて出かけるので、わたくしめは昨日RSKバラ園へちょっと行ってみた。
目的は、梅、冬牡丹、クリスマスローズなどを見るためである。

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実は、昨年も行っているのだが、時期は2週間ほど後である。
その違いはやはり歴然で、梅は木によって花の咲き具合が違うことを実感。
冬牡丹はその梅の足元で、菰と梅に守られるようにして大輪の花を咲かせているのだった。

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クリスマスローズも、花がいっぱい咲いている種類もあれば、我家と同じくらいのもあった。
天気が良く暖かそうとはいえ、やはりまだ空気は冷たく、園内は人もまばら。
私も、そう長くは滞在せず、今年初めてのRSKバラ園への花見とはなった。
# by fu-minblog | 2017-02-04 13:02 | 四季折々 | Comments(2)

「マチネの終わりに」

今年初めて本屋で買って読んだ本が、平野啓一郎著「マチネの終わりに」である。
もはや新刊とは呼べないのかもしれないし、モチロン、出版された時から知ってはいた。
ではなぜ、平野啓一郎サマの本を今まで読まなかったのか、あるいは、なぜ今になって読む気になったのかは、自分でも分からない。

でもとにかく、遅まきながら「マチネの終わりに」を読んで、久しぶりにどっぷり小説世界に浸ることができたのだった。
最近読みたい本買いたい本が無く、仕方なく手持ちの本の再読で我慢していたのがウソみたい。
以前だったら徹夜で一気読みしたかもしれないが、サスガにその体力も集中力も今はない。
けれど、それくらい面白く、のめり込んだのだった。

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オトナの男女の恋愛を軸に、様々な世界の社会問題、古くは長崎での被爆から現代の紛争・テロ・金融危機・難民問題・天災などを絡めつつ、スケールの大きい物語が展開。
最初、天才ギタリストと聡明で美人のジャーナリストという主人公の設定にはアレ?だったのだが、理不尽な人生を受け入れつつも前に進んでいく二人の潔さには感動。
ちょっと美しすぎる気がしないでもないが、せめて物語だけでも美しい方がイイ!というのが正直な気持ちである。

平野啓一郎といえば、芥川賞受賞作「日蝕」以来のファンである。
我家の本棚にもかなりの著作が揃っており、この度引っ張り出してみた。
これ以外に、文庫本や新書のエッセーも何冊かある。

その中でも今回の「マチネの終わりに」は、この作者独特の美しい日本語の美しい文章が、まるで音楽のようにメロディーがあり心地よい。
そして、わたしとしたことが、思わず感涙に咽んだのだった。
# by fu-minblog | 2017-02-01 18:29 | | Comments(0)

テレビde 中原中也詩集

NHKEテレの100分de名著今月(1月)の本は、中原中也詩集である。
・・・ということを知ってテキストを買い、早や第2回の放送まで見終った。
今年は中也生誕110年、没後80年の記念の年とか、である。
それよりなにより、僅か30年の短い生涯であったことに、あらためて悲しみを深くする。

私が初めて中也の詩に出会ったのは、高校生の時である。
ある日、国語の先生がイキナリ何も言わず、黒板に「汚れちまった悲しみに・・・・・」を書かれた。
それ以来、中也の詩集をいつも持ち歩くようになったのである。
たぶん、それは私が10代の間じゅう続いていたのではないだろうか。

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文庫本のその詩集を、実は今だに私は持っている。
あまりにボロボロですっかり変色していたので、新しい文庫本を買ってからでも10年以上は経つ。
その先生は「汚れちまった~」が一番お好きだったようだが、私は「一つのメルヘン」が一番好きで、このブログにUPしたこともある。

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わが青春の中原中也、ってところだろうか。
もちろん、今でも好きな詩人であることに変わりはない。
# by fu-minblog | 2017-01-19 10:36 | | Comments(0)

水仙忌 2017

今年もこの日、私が勝手に水仙忌と呼ぶ1月17日がめぐって来た。

ここ数年、行事みたいに庭に咲く水仙をほぼ全部刈り取る。

今年は昨年、一昨年に比べて花が遅く、まだ満開とはいえず花は少な目。

それでも、集めるとけっこうあるものだと驚く。

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暖冬だった今年の冬も、2~3日前から急に寒波に見舞われ、大雪が降った。

一年で一番寒いこの季節、22年前もきっと寒い日だったことだろう。

その翌日、私は神戸に行ったのだが、寒かったかどうかは記憶にはない。

ただ、目の前に広がる信じられない光景に、夢か現かの区別さえ分からないのだった。

# by fu-minblog | 2017-01-17 10:32 | 四季折々 | Comments(2)

シネマ歌舞伎「阿古屋」

偶々今週は2度も映画を見に行った。
昨日見たのはシネマ歌舞伎坂東玉三郎の「阿古屋」。
シネマ歌舞伎は去年「ワンピース」を初めて見て、その時から「阿古屋」は見たいと思っていた。

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ほとんど玉三郎の一人舞台なのだが、その美しさはこの世のものとは思われない。
「壇浦兜軍記」として人形浄瑠璃で初演された演目だからか、まるで人形みたいである。
そのうえ、琴、三味線、胡弓の演奏をしなければならず、現在演じることができるのは坂東玉三郎、ただ一人といわれている。

若手で美しい女形はいても、三種類の楽器を弾きこなせる者はおらず、後継者はまだいない。
また、ただ演奏ができるだけではなく、品格や色気、心の内を表現しなければならない。
そして、あの絢爛豪華な衣装、あの衣装に負けない貫禄と風格がなければならない。
ゆえに阿古屋は、女形屈指の難役と言われ、玉三郎以外に演じられる役者はまだないのである。

今回は、坂東玉三郎自身が語る舞台裏のドキュメンタリー映像も収録され、興味深い。
表舞台に上がる役者だけではなく、大勢の裏方に支えられていることがよく分かる。
そしてなにより、玉三郎の阿古屋への強い想い、歌舞伎役者としての誠実な姿勢に、感動する。

映画の中で舞台の幕が引かれると、思わず拍手したくなったりした。
# by fu-minblog | 2017-01-14 14:30 | 映画 | Comments(0)

「92歳のパリジェンヌ」

昨日、今年初めての映画「92歳のパリジェンヌ」をシネマクレールへ見に行った。
この映画は、実は昨年末に行きそびれ諦めていたのだが、年が明けても上映されていたのである。

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主人公は92歳のパリジェンヌ、しかも、92歳の誕生日に家族の前で、2か月後に自分の意志で死を迎えることを宣言する。
彼女は何か重い病気に罹っているわけではなく、ただ、老化のため一つづつ自分の出来ることが減っていく現実に絶望するのである。
そして、まだ気力と体力があるうちに、自らの死を迎えようとする・・・

もちろん、家族は驚き激しく動揺する。
とくに、彼女の子供たち、兄と妹の苦悩の日々が始まるのである。
しかし、母の生き方を理解する娘は、やがて母の死に方をも理解し始めてゆく。
仕事、恋、社会運動に自由に生きて来た母、その母が望む死のかたちを。

映画を見るまで知らなかったのだが、これはフランスであった実話をもとにしている。
その実話をもとに書かれた「最期の教え」という小説の映画化なのだが、監督によって架空の家族の物語となっている。
実際は、身体的にはもっと不自由だったようだが、尊厳死とはいえ自死に限りなく近い。

私たちは必ず死ぬ。
けれど、私たちは死に方を選ぶことはできない。
私たちはただ、生き方を選ぶことはできるのだ。
# by fu-minblog | 2017-01-12 10:33 | 映画 | Comments(0)

2017年初詣

今年は三日に城山稲荷、昨日六日に吉備津神社と吉備津彦神社に初詣に行った。
例年は、城山稲荷にはスポーツクラブのレッスン始めの日に、あとはかなり遅めか、行かない年もあったりした。

今年は、スポーツクラブの開く前に城山稲荷に初詣に行き、まだ松の内に吉備津神社と吉備津彦神社へ行ったのだが、それらはすべて偶々の出来事なのである。
急に信心深くなったわけではけっしてない。

城山稲荷
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吉備津神社
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吉備津彦神社
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城山稲荷は、相変わらず誰一人お参りする人もなく、ひっそりと佇んでいるのだった。
その静けさが、群れない、属さない、繋がらない生き方にはぴったりな気がするのである。

吉備津神社も、サスガに三が日の混雑はなく、ゆっくり回廊を歩くことができてよかった。
しかも、寒中とは思えない暖かさ、だけど、澄み切った空気に気持ちが引き締まる思いがした。

吉備津彦神社もまた、巨樹に囲まれた境内の空気はいつも爽やかで、心が洗われるよう。
今年も、可愛い干支の土人形のおみくじを買ったが、まだ見ずに置いている。
# by fu-minblog | 2017-01-07 11:27 | 四季折々 | Comments(0)

2017年元旦


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毎日の朝があけるように、2017年が無事あけましておめでとうございます。

朝があけるのは当たり前のようですが、けっして当たり前ではないのです。

私たちがこうして生きているのも、けっして当たり前ではないのです。

この世に生まれ生きていることは、奇跡のようなものなのです。

そんな大切な一瞬一瞬を、今年もまた、自由に楽しく過ごせますよーに!

# by fu-minblog | 2017-01-01 10:35 | 四季折々 | Comments(0)

2016・シネマ館

ほとんど閉店状態のブログですが、今年も年末恒例のシネマ館をほんの気まぐれに。。。
いつもながらジャンルはバラバラ、その時観たい映画を気の向くままに観ています。
そんな映画が今年は17本、ほんとはもっと映画館に行きたいのに~

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このブログに記事を書かいていない「淵に立つ」「ワンピース」、そして「君の名は」。
やっぱりすぐに書かないと、書く気は失せるものですね~
そんなわけで、不完全ではありますが自分の記憶と記録のために・・・

何が起こるか分からないのが人生、それでも、生きていかなきゃならないのも人生。
そんな時、自分の人生や生活、自分に本当に必要なモノやヒトを見直すのかもしれない。
人生は出会いと別れ、そして、コンニチワとサヨナラ。
# by fu-minblog | 2016-12-25 10:47 | 映画 | Comments(0)

クリスマスディナーショー in 倉敷ロイヤルアートホテル

昨夜は私にとって、一足早いクリスマスとなった。
・・・と言っても、ジャンホギョ&まゆみゆクリスマスディナーショーに行っただけのこと。
でもいちおう、クリスマスと銘打ったディナーショーだったので、クリスマスってことに。。。

先日のライブとは違い、ちょっと豪華なお食事と明るくゆったりとした空間が心地よい。
ダンスこそなかったが、ホギョさんの歌がゆっくりと聴けるのもよい。
そんな中でもつい写真を撮ってしまう自分に疑問を感じつつも撮った写真、それ故ロクなもんがない。
その写真を加工して残すことにいったいどんな意味があるのかと、自己嫌悪に陥りながら・・・

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今年も残すところあと僅か。
嫌なこともあったけど、楽しいこともいっぱいあったなと、つくづく思う今日この頃。。。
# by fu-minblog | 2016-12-19 17:37 | 音楽 | Comments(0)

JANG HOGYO ワンマンライブ in IMAGE

去る12月4日、ホギョさんのワンマンライブが岡山IMAGE(イマージュ)で開催された。
今回は初めての、昼夜2回のライブだったのだが、私は昼の部に行ってきた。
その時の写真を全部失敗でボツにしたのだが、今日思い直してちょっと加工編集してみた。
せっかくなので、ここに記念に残しておくことに・・・

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今年はファーストアルバムがリリースされたのを始め、ライブもけっこうあったようである。
私が行っただけでも、今年は4回目位になると思う。
ファンクラブも発足し、K-popアーティストとして益々の活躍を期待し、応援していきたいと思う。

ただ私にとっては、ホギョさんは我がK-popダンスインストラクターであり、週に一度のレッスンが何よりも楽しみなのである。
下手の横好きではあるけど、踊っているときほど幸せな時はないのである。
この先どれだけ続けられるかは分らないけど、1日でも長く踊っていたい~!
# by fu-minblog | 2016-12-06 21:27 | 音楽 | Comments(0)

セーター展 2016

今年も明日12月6日から三宅幹子さんのセーター展が、クラフト&ギャラリー幹2Fで始まります。
2年に一度なので、心待ちにされてた方も多いのではないでしょうか?
私もモチロンその一人、一足お先に本日写真を撮りに行ってまいりました。
写真を口実に、毎回独り占めの贅沢な時間を味わうことができるなんて、幸せ過ぎです。

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手編みをする人が激減しているという昨今、その限りなく手間と時間のかかる手編みを、ずっと続けている三宅さんには頭が下がります。
しかも、一枚一枚デザインを考え、設計図を作り、まるで絵を描くように模様を編んでいく三宅さんのセーターは世界でただ一枚、まさに一点物なのです。

カラフルで楽しいセーターたちは、寒い冬ばかりか心までも、きっと暖かくしてくれることでしょう。

セーター展
2016年12月6日(火)~11日(日)
AM10:~PM:5:00

# by fu-minblog | 2016-12-05 18:53 | 美術工芸 | Comments(0)

新潟へ

先週末から2泊3日で、10数年ぶりに新潟へ行ってきた。
一番上の義兄のお別れ会(葬儀)があり、親族一同が会することになったのである。
そこで、地理的にもご縁からも一番遠い私も、思い切って行くことにしたのだった。

今回は、東京周りの新幹線で往復したのだが、片道6~7時間の長旅だった。
けれど、往きの新幹線からは、世にも美しい富士山が見られて、それだけで満足だった。
また、東京・新潟間の、東海道線とはまた違う風景をぼんやり眺めるのも、楽しかった。

ホテルが新潟駅構内にあったので、明朝出かける時に発車寸前のSLを見たりもした。
また、お別れ会の後、無理を言って瓢湖へ飛来してきた白鳥を見に連れてもらった。
ここは、結婚してすぐ位の頃にも一度来たことがあり、今でも当時の光景が目に浮かぶ。
今回は、ほんの短い滞在時間ではあったが、瓢湖に行けたこと、白鳥たちに会えたことに感謝!

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そんなわけで、ほぼ停止状態のこのブログに、記録として残しておこうと思い記事を書くことに。
なぜなら、このブログは私にとって、外付けメモリーであり、格好の備忘録でもあるからです。
でも、久しぶりに書くと、なんだか調子が狂ってるみたい。。。
# by fu-minblog | 2016-11-29 17:07 | | Comments(0)

薔薇と人間

昨日ふと思いついて、RSKバラ園へ秋の薔薇を観に行った。
予報に反して天気も良く、園内を歩くと爽やかで気持ちよかった。
刈りたての芝生ロードが、ふかふかの絨毯みたいだった。

薔薇の花は、時期的にはちょっと遅すぎた感も無きにしも非ずだった。
でも、個体差があるので、まだこれから咲く花もあることだろう。
秋の薔薇は花は小さめだが、色と香りが良いとのこと。

バラ園へは毎年行っていて、ブログにも数回UPしている。
なので今回は、私が見頃だと思う花だけを選んで写真に撮ってみた。
それは、早すぎず遅すぎず、開きすぎず閉じすぎずの、私好みの薔薇である。

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薔薇も人間も、開き切らないうちが華、だから。

今日はたんなるヒマつぶしと気まぐれでブログをUPしてしまいました。
申し訳ございません。
# by fu-minblog | 2016-10-26 13:02 | 四季折々

神戸の休日

今週の月曜日から4日間、ちょっとワケあって、何の目的も予定もなく神戸に滞在した。
偶々神戸にホテルがとれたからである。

最近は、神戸へは年に一度くらい展覧会に行く程度である。
なので、神戸の街をゆっくり見たり歩いたりしたことはないのだった。
それがこの度、たっぷり時間があったおかげで、けっこういろんな場所に行けたのである。

泊まったホテルが三宮駅に近く便利だったので、神戸の街をほぼ一周したほか、前から一度行ってみたかった横尾忠則現代美術館へも行ってきた。
また、昔時々行っていたマキシムという帽子屋さんを見つけた時は懐かしく、つい立ち寄ったりもした。

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今日で9月も終わりである。
おそらく、私の一生のうちでも今年は最悪の9月、といえるのではないか。
「真夏の出来事」の結末は、人間の裏切りという残酷な形で終わりを迎えたのである。

このブログ説明を、私が生きている証しから生きた証しに変えたのはいつ頃だったろうか。
まるでこの日を予感していたかのように。
# by fu-minblog | 2016-09-30 15:14 | 雑感実感

「怒り」

あまり得意ではない映画を、昨日初日に観に行ったのは、たぶん、「怒り」というタイトルが心情にピッタリだったからだと思う。
なので、原作はもちろん読んでないし、映画についても予備知識はほぼゼロなのだった。

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原作吉田修一、監督李正相日というコンビは、6年前に観た「悪人」と同じである。
「悪人」も「怒り」と同じく、あまり積極的ではなく観ているのが、不思議である。

さて「怒り」は、ある殺人事件の逃亡した犯人を追う、という設定なのだが、犯人は顔を整形して逃亡を続ける。
事件から1年後、東京、千葉、沖縄に前歴不詳の3人の男が現れる。
三人はそれぞれに、ある人物とかかわりを持ちはじめ、やがて深い関係となっていく。

殺人犯を追う警察は新たなモンタージュ写真を公開、整形を考慮して作られたモンタージュ写真は、三人それぞれに似てもいるし、似てもいない。
しかし、いったん芽生えた疑いの目は、相手が犯人の顔に見えてしまうのである。

信じることは難しい、けれど、信じる者は救われる、とも言えないのがこの映画。
人間の心の闇、弱さ、存在の不条理さを実感させられる。
また、この三人に関わる人たちは皆、社会から疎外されたマイノリティーでもある。

ただ一つ私的には、発端となった殺人事件、その動機があまりに衝撃的で気が重い。
カミュの異邦人をふと思い出したりした。
この世は人を信じないのも地獄、信じるのも地獄なのだろうか?

2時間を超える長さは感じなかったが、とにかくずっしりと重く、余韻が残る。
主役はいないがキャストは豪華な群像劇、とでもいうのか。
ちなみに、ダンサーとしての森山未來君のファンです。
# by fu-minblog | 2016-09-18 11:51 | 映画 | Comments(2)

「御所の花 安野光雅」展

昨日、友人二人と「御所の花 安野光雅」展を観に行った。
倉敷から北上することほぼ2時間、新見市を見下ろす小高い丘の上の新見美術館へ。
少々遠いとはいえ、同じ県内でこの展覧会が開催されることは、やはりうれしい。

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御所の庭を彩る四季の花々を、安野さんがスケッチした水彩画130点が展示されている。
草花もあれば木々の花もあるのだが、そのどれも、私たちが比較的よく目にし、慣れ親しんだ花が多い。
かって昭和天皇は「雑草という植物はない」と言われたそうだが、この御所の花々も、けっして豪華で特別な花ばかりではない。

安野さんの絵は、私的には絵本や本の挿絵で見ることが多いのだが、今回のように実物の絵を観るのは初めてで、あらためて、その巧みなスケッチと淡い色彩の妙に感心した。
学生のころよくスケッチはした(さされた?)のだが、絵の上手い下手が如実に表れるのがスケッチではないだろうか。

最近はなるべく買わないようにしている図録を思わず買ってしまったのは、美しいことは言うに及ばず、まるで植物図鑑みたいだったからである。
いえ、もちろん、ただぼんやりページをめくっているだけで、しあわせな気持ちになる。
都会のど真ん中、乱立するビルの足元で、ひっそりと残された自然、四季折々に咲く小さな花々があること、それは一つの奇跡である。

安野さんは絵はもちろん、文書もお上手で私は好きで何冊か読んでいる。
でも今回本棚を探して見つかったのは「絵のある自伝」だけで、何冊か図書館で借りたような気がする。
あと、司馬遼太郎「21世紀に生きる君たちへ」の表紙絵、隠居大学での天野祐吉校長との対談等など・・・、が見つかった。
# by fu-minblog | 2016-09-16 12:00 | 美術工芸 | Comments(0)

つれづれなるままに

昼間はまだまだ暑い日もあるが、朝夕はすっかり涼しく凌ぎやすくなった今日この頃、今年は猛暑のワリにはアッサリ秋になった気がする。今日は、予定していたことが事情があって取りやめになり、ポカンと時間が空くハメに。そんな時、ナニゲにパソコンを開け、久しぶりにブログ記事など書いてみんとて・・・

人生、いろんなことがあり、けっして自分の思い通りにはならないもんである。
・・・ということを、歳を経るにつれ実感し、だんだん達観できるようになるのである。
つまり、ヒトは本質的には変わらないが、少しは学んでいくもんではある。

猛暑が過ぎ、オリンピックがパラリンピックになった今、変わらないのはほくろ一家のこと。相変わらずエサやりの日々を続けてはいるが、けっして距離が縮まることはない。それは、ほくろにエサをやりだしてほぼ1ヶ月半、子猫が現れて1ヶ月経った今も変わらない。そして、この関係、この距離感も悪くはないのではないか、と最近思うようになった。
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実はこの1ヶ月半の間に何もなかったワケではない。とある専門家?の助言で、子猫捕獲大作戦というのを考えたこともあった。しかしどうしても自分の中で抵抗があり、ずるずるとここまで来てしまった、というのがほんとうのところかもしれない。それは多分に私の、来るもの拒まず去るもの追わず、の生き方のせいかもしれない。

そして、起こったことをなんでも楽しもう!というイイカゲンさのせいかもしれない。事実、ほくろと5匹の子猫たちを見ていると飽きないし、今まで知らなかったことが解る。一番感心するのは、いかに母親が大事かということ、子猫は全てのことを母親から学ぶのである。ゆえに、子猫もまたけっして人間に媚びることはない。(エサは食べるんだけど)

ほんの偶然、偶々自分の人生にかかわった人であれ動物であれ物であれ、けっして粗末にはできない気が私はするのである。
ヒマつぶしの記事でアシカラズ。
# by fu-minblog | 2016-09-11 12:26 | 雑感実感 | Comments(0)

「王の運命」

今朝急に思い立ち、「王の運命」を観に岡山シネマクレールへ行った。
韓国時代劇は、イ・ビョンホンの「王になった男」以来3年ぶりである。
また、今年初めて観る韓国映画でもある。。

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李朝で最も悲劇的な父子の確執と言われるイ・サンの祖父と父の間に起きたいわゆる「米びつ事件」が描かれている。
史実は、もちろん、知る由もないので映画を観た限りの感想を申せば、親の心子知らずというよりは子の心親知らず、ではないかという気がする。
ま、王と王の息子であることが、諸悪の根源ではあるのだが・・・

かってあれほど韓国ドラマ・映画を見まくっているのでさほど驚きはしないが、父子の愛憎の深さ、また形式ばかりが重んじられる不思議さ、家臣らの大仰な受け答え、その実内心は謀略に渦巻く様子等など・・・やっぱりあんまり見たくはないのが正直な気持ち。
ソン・ガンホ、ユ・アインの熱演、私的には、ムン・グニョン、キム・ヘスク、ソ・ジソプの顔が観られて懐かしかった。

王でも王子でもないフツーの父子、あるいは親子にかんして言えば、子は親の思い通りになることはけっしてないのである。
# by fu-minblog | 2016-09-07 17:23 | 映画 | Comments(0)

この夏の読書

私の夏の楽しみの一つは、昼間ベッドやソファーに寝っ転がって本を読むことだった。
けれど、今年はあまりに暑すぎた!
おまけに、睡眠不足が続いて横になると眠くなる、という有様。
おかげで、最近めっきり減ってる読書がますます少なくなったのだった。

そんな中、芥川賞の村田紗耶香の本を新たに2冊ばかり読み、計4冊を読んだことになる。

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「消滅世界」と「コンビニ人間」はほんの少しだが触れたことがあるのでここでは省くが、
あとの2冊、「殺人出産」と「しろいの街の、その骨の体温の」をすこし・・・

「殺人出産」は、10人産めば1人殺してもいい、という「殺人出産制度」が認められる世界の話しなのだが、こういう極端な設定を通して、正義や常識に疑問符を投げかけるのがこの作者の特徴かもしれない。
併掲されている「トリプル」「清潔な結婚」も同じで、「殺人出産」から「消滅世界」へと発展したのではないだろうか。

「しろいろの~」は、一人の少女の目を通して、新興住宅地の小中学生の生活が描かれる。
女の子同士の複雑な友情関係、少女のある少年に対するサディスティックなまでの性衝動、やがて中学生になった彼らは、さらに厳しいヒエラルキーの中で身動きがとれなくなる。

時代が違いすぎてとても自分の中学生活とは比べられないが、この年頃の苦しみや傷みが繊細かつ丁寧に描かれた力作だと思う。
村田紗耶香の作家としての力量を感じさせる作品ではないだろうか。
# by fu-minblog | 2016-09-01 21:26 | | Comments(0)


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