ひとりあそび


私がこの世に生きた証し
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「和解のために」 朴裕河(パク・ユハ)著

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本書は、2005年韓国で出版された「和解のために」の日本語翻訳を加筆修正したものである。
2006年日本で初版発行、昨年第7回大佛次郎論壇賞を受賞した。
作者朴裕河씨は、日本留学の経験もあり、現在は韓国在住の日本研究者、特に日本近現代の文学、思想を韓国に紹介しており、日本語の著作もある。
また、写真を見ると、この本からは想像できないような、やさしい感じの女性である。

内容は、日韓関係における代表的な争点、教科書、慰安婦、靖国、独島(竹島)の4つの問題に絞って書かれている。
その冷静で的確な観方、韓国人でありながら韓国に対する手厳しい批判、もちろん日本人に対する鋭い指摘には説得力がある。
この4つの問題は、歴史認識に関する問題であり、この問題を避けては両国の和解は望めない。

独島を除く3つの問題は、日本の植民地政策にはじまる、あの戦争が引き起こした問題でもある。
あの戦争を如何認識するかが靖国問題であり、あの戦争を次世代に如何伝えるかが教科書問題であり、あの戦争の重層的な差別構造を知ることなくしては語れないのが慰安婦問題である。
そういう意味ではこれら3つの問題は、日韓問題というよりは、日本自らの国内問題であるといえる。

願わくば本書を読んでいただくのがイチバンなのだが、靖国神社参拝に限らず、各国の国立墓地での追悼に関する作者の次の意見には、私も同感である。
「・・・での追悼を各国がやめることができないのなら、せめてその内容を「感謝」ではなく「謝罪」で満たすならば、少なくとも露骨な戦争賛美に陥らずにすむことだろう。戦死者に対する「謝罪」は、後に続く世代に、国家のために戦うのではなく国家のせいで戦うという意識と、戦争というのは死を覚悟するものである以前に殺しに行くことなのだとの意識を手渡すことができる。」

そして、独島問題については、両国の共同領域にしてはどうか、とのユニークな意見も述べられる。
その昔、国境なんぞなかった時代には、この近辺の島では日本人と韓国人が一緒に暮らしていた事実もあるとのこと。
「被害者の示すべき度量と、加害者の身につけるべき慎みが出会うとき、はじめて和解は可能になるはずである。」という作者の言葉は身にしみて重い。
by fu-minblog | 2008-02-18 18:36 | | Comments(4)
Commented by 北の隣人 at 2008-02-18 22:33 x
私も同感。戦争は人殺しですね。
防衛のためといいつつ侵略することも、昔からかわりません。
あらためて「靖国」は「国家のせい」の施設だなあ…と。
Commented by fu-minblog at 2008-02-19 12:40
>北の隣人さん
私も勉強不足なのですが・・・
国とは何なのか、あるいは国家と個人について、
いろいろ考えさせられます。
Commented by NUN at 2008-02-23 18:13 x
パク・ユハさんは昨年、朝日新聞にインタビューが乗っていたときから注目していました。その中で一番印象に残っているのは「被害者も時には加害者になりうる」という言葉で例に慰安婦問題を語っていました。とかく行き過ぎた民族主義に走りやすい韓国の中でとても冷静な意見を言う人だと感じました。でも、彼女はネチズンからその発言のせいか、「日本女」とメチャクチャに叩かれていると後から知りました。自由な意見をまだまだいいにくい韓国社会と、こだわりを残した戦争責任のとり方をした日本社会を考えてしまいます。
Commented by fu-minblog at 2008-02-24 00:11
>NUNさん こんばんは~
この本を先に韓国で出版、しかも、より韓国に厳しい内容だったようで、その勇気には頭が下がります。
韓国での非難は、やはり大きかったようですね。
完全に中立というのは無理としても、できるだけ冷静に考えることの重要性を教えられます。
私たちは、パク・ユハさんの和解のための提案を無駄にせず、どのように応えるべきかを問われていると思います。
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