昨日の新潟県中越沖地震のニュースには、ホント吃驚し、ショックでした。
この連休は、台風に続く地震と、一難去ってまた一難。
自然の脅威と、人間の非力さを、あらためて思い知らされることとなりました。
被災者の方々のお気持ちを思うと、心がズッシリ重いです。
実は新潟は夫の出身地でもあり、今も義兄義姉達が住んでおり、他人事ではありません。
さいわい、新潟市には被害はなかったようですが、かなり揺れたみたいです。
3年前の中越地震、今春の能登半島地震と、同じ地域が地震の恐怖に見舞われてしまいました。
私も何度も行ったことがあり、北陸本線の車中から見る、広大な越後平野や迫り来る波に洗われる海岸線を思い出します。
それにしても、阪神大震災の時にも感じたのですが、被災者の行儀のよさと我慢強さにはいつも感心します。
そして、自然災害に対する諦めのよさには・・・
泣き叫ぶこともなく、ただ黙って給水車の前に、列を乱すことなく並ぶ人々。
何の罪も、何の責任も、彼らには無いのに・・・
他所の国の被災者のことはよく知りませんが、私には、日本人が特別のような気がしてなりません。
こういう姿を目にする度、私はある一つの思いにかられます。
20世紀の奇跡、と言われた戦後日本の経済復興は、こういう真面目で、勤勉で、忍耐強い人々が、コツコツ築き上げたものだ、と。
けっして、政治家や一握りの企業家や、ましてやアメリカ軍事力の傘のおかげではない、と。
そして、もう一つ、戦争放棄を謳った平和憲法のおかげなのだ、と。
ハッキリ言って政治には疎く、したがって勉強不足の私の、これが偽らざる実感です。
被災地の一日も早い復興を、こころからお祈りしています。