当地もソロソロつゆ入りの季節になりました。
サイドーボードの上は、5月いっぱい兜を飾ったままだったのですが、久しぶりに倉敷ガラスにしてみました。
ガラスはやっぱり涼しげで、夏にはぴったりです。
我家は、地元ということもあって、知らぬ間に倉敷ガラスが溜まりました。
上の一輪挿し、ローソク立て以外にも、ガラス食器のほとんどが倉敷ガラスです。
倉敷ガラスは小谷真三氏が、故外村吉之助氏(倉敷民芸館長)の肝いりで作り始められました。
今は2代目小谷栄次氏という後継者を得、岡山はじめ各地で作品が見られることでしょう。
私が持っているのは、父真三氏の作品ばかりですが、一番右端のローソク立ては、今からン十年前、仕事場にお邪魔した折頂いた試作品、たぶんオンリーワンだと思います。
熱で溶かしたガラスを、口で吹きながら形を整えてゆくのですが、作業は暑さとの闘いで、体力も要り過酷です。
けれど、出来上がったガラス器はすべて、機械製品にはない温かみがあり、ひとつひとつ形が違い、どれをとっても同じものがありません。
特に、倉敷ガラスのタンブラーで飲むビールの味は格別で、ビール党の私には手放せません。
また、大鉢小鉢お皿など、夏の食卓には欠かせないものばかりです。
今夜もモチロン!・・・・・です。