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この本も「韓国の部屋」ブログで、以前にも紹介されていたように記憶しています。 この度、少々活字中毒症状のため、本屋へ好きな新書漁りに行った折見つけました。 著者は、「朝鮮民族を読み解く」の解説も書かれていますが、私的にはこの本の方がより読み易く、また分かり易いように思います。 中断している長編小説もあるにはあるのですが、なぜか他の本が読みたくなり、そんな本はすぐに読み終わり、かくしてまたまた本屋へ行くハメに・・・ モチロン、ネットで購入もしますが、本屋をブラついて偶然面白い本に出会う醍醐味は、また格別のもんがあります。 この本は、私達日本人が朝鮮半島を見る時、なぜかフツーになれない不思議さを、いろんなデーターを上げながら、分かりやすく丁寧に解説してくれます。 つまり、「否定的な見方」と「肯定的な見方」の二つのステレオタイプに集約されてしまうのはなぜか。 特に日本の朝鮮に対する植民地支配については、特にこのステレオタイプから逃れられないようです。 日韓関係がこじれた原因は、朝鮮半島における植民地支配の特殊な終焉があげられ、それゆえ、日本と朝鮮半島の人々は、「和解の儀式」を行う機会を永遠に喪失してしまったことにある、ということ。 つまり、朝鮮半島は朝鮮半島の人々の力によって解放されたのではなく、日本が連合国に敗れたことによって齎されたものなのです。 このため、日本人と朝鮮半島の人々は、自らがかかわる植民地支配の「物語」の最も重要な最終章を奪われることになり、両者にとってこの「物語」は、永遠に未完となった、と著者は言います。 ではどうすればよいか、この本の提言はこうです。 1)ステレオタイプを離れて、朝鮮半島を他の外国と同じようにな視点で、フツーに眺め直すこと 2)常識を疑い、思い込みを払拭すること 3)議論の論理構造をチェックすること 4)歴史的因果関係を確認すること、等です。 最後に、では自分はどーなのかな?と考えてみました。 私は、「否定的な見方」と「肯定的な見方」のどちらに組するのかと・・・ 結果、どちらでもない、とゆーか、どちらでさえもないのでは?言ってみれば、無知に近かったから。 さらに言えば、私の興味の対象は、朝鮮半島を飛び越えはるか遠くのヨーロッパに向けられ、旅行にすら行ったことがなかったのです。 けれど、無知であったゆえに、偏見も無かった、と言えるのかも知れません。 今は、たしかに以前よりは、北朝鮮は別にして、韓国のことを知るようにはなりました。 韓国は私にとって、面白い映画・ドラマを作る国であり、イケメン俳優と美人女優の国であり、民芸品の宝庫であり、東洋一の家具の国であり、詩の好きな国であり、辛いけど美味しい食べ物の国であり、モチロン一番近い外国であり・・・・・それ以上でも以下でもありません。 人間は利己的な生き物なので、自分の好きなものにしか興味を持つことは出来ず、逆に何か一つでも興味さえあれば、ドンドン入ってゆくことが出来るみたいです。 たとえ入り口は何であれ、知らなかった国を知り、知らなかった人々を知るのは、けっこう楽しいじゃん!と思う今日この頃です。 今日3月1日は、偶然にも、1919年の反日独立運動が起こった日だそうです。 それでってワケではぜんぜんなく、なぜかマジメな私です。 次に読む本探さなくっちゃ~~~
by fu-minblog
| 2007-03-01 18:28
| 本
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Comments(3)
fu-minさん
この本で言われている『ステレオタイプを離れて客観的に見る』などと言う点には同感なのですが、『「和解の儀式」を行う機会を永遠に喪失してしまったことにある』という結論にはちょっと疑問を感じました。というのは、台湾でも同じ状態であったのに、韓国のようにはならずに友好関係が築けているからです。そこにはやはり朝鮮半島だけに特有の何かがあるように感じます。 ところで、fu-minさんが紹介されていた「字幕屋は銀幕の片隅で…」が面白そうだったので今日神田神保町に行ったついでに買ってきました。帰りの地下鉄の中で最初の方を少し読みましたが、とても面白いですね。読み終わったら「韓国の部屋」でも紹介させて頂こうと思います。ありがとうございました。
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by
fu-minblog at 2007-03-01 22:16
>sing さん こんばんは。
何が真実なのかは、ほんとに難しく、私にはわかりませんが・・・ 台湾に住んで、日本人の私が驚いた事実としては、 たしかに反日感情はほとんどなく、むしろ好日的なのですが、それにはワケがあったのです。 それは、日本が去って、後から来た蒋介石があまりにも酷かった、という事実です。 台湾の人が言うには、「犬が去って豚が来た。犬は番犬になるが、豚はただ食らうだけ」だそうです。 犬が日本人で豚が蒋介石率いる国民党なのは言うまでもありません。 アチコチに建ってる蒋介石の銅像、現地人、特に南の方では唾していたかもしれません。 韓国と台湾の日本人に対する感情の違いは、もちろん国民性もあるとは思います。 「字幕屋~」は軽すぎて物足りないかも、とちょっと心配です。 読みたい本って、有りそでなかなか無いのが悩みです。 いつもキョロキョロ探しているのですが・・・
fu-minさん
なるほど、台湾にも個別の状況があるのですね。 「字幕屋…」は文章が軽妙で読みやすいですし、外から見ていたのでは分からない内部事情が書かれていて、さらに字幕の話を超えた文章表現にまで言及しているのでとても面白いです。
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