「アルジャーノンに花束を」やっと読み終えました。
昨日、新幹線の往復時間に・・・・・
最近めっきり家での読書時間が減っていて、その代りと言うのもナンだが、新幹線の中が私の格好の読書空間であり、読書時間なんてことに。。。
片道約1時間半、カンタンな本なら往復すれば1冊程度は読めます。
それにしてもこの本、つい後回しになっていたのだが、後半は一気に読み終えました。
これもドラマ「おはよう神さま」のおかげ?
原作読んでみて思ったのは、「おはよう神さま」目いっぱい韓ドラではあったが、ポイントはわりときっちり押さえてあったみたい。
ただ一つ、ドラマで省略されてたのが、原作の題名にもなってるアルジャーノンという実験に使われ賢くなったスーパーマウス。
何年越しかでヤットコサ読み終えたばかりの私がナノカノ言うのも口憚れるのですが、名作です。
作者はダニエル・キイス、この作品が40年も前に書かれたものとはツユ知らず、当時はSFであったようだが今ではけこうリアリティがあるのがコワイ。
全編に流れているのは弱者に対する深い愛情であり、IQが高くなったことで皮肉にも失うものが大きかった主人公の苦悩、そして再び退化していく恐怖・・・・・
原作は主人公チャーリィ・ゴードンの3月3日から11月21日までの8ヶ月余りの、手術前から手術後の経過報告という形をとっていて、文体や内容がそれに応じて変わると言うユニークな手法。
ま、それがワザワイして?私は挫折したワケなのですが・・・・・
チャーリィーとアルジャーノンに施された実験の結果は、
人為的に誘発された知能は、その増大量に比例する速度で低下する、と言う結論になってしまい、それを実証するかのようにアルジャーノンは死んでしまいます。
そしてチャーリイは経過報告の最後にこう書くのです。
ついしん。どーかついでがあったらうらにわのアルジャーノンのおはかに花束をそなえてやってください。
追伸
これが私の200件目のレビューとなりました
いつも貴重な情報をいただいている「韓国の部屋」さん「pierrotの部屋」さん
パソコンでお世話になってる先生たち仲間たち
そしてなにより私の拙いブログを観に来てくださる多くの未知のおともだち
この場をかりてお礼申しあげます。
ありがとうございます そして 今後共どうぞよろしく!