連想ゲームみたいですが、SAYURI→チャン・ツィイー→HERO・LOVERS→ワダエミときて、
今朝偶然NHKテレビでワダエミさんの番組があり、思わず見入ってしまいました。
ワダエミさん、世界に誇る日本の映画・舞台衣装デザイナーというのは今更言うまでもありません。
黒澤明監督の「乱」で、アカデミー賞最優秀衣装デザイン賞を受賞され、その後も「夢」「御法度」などの日本映画をはじめ、世界の映画・舞台衣装を手がけ、活躍されています。
アジア映画も「宋家の三姉妹」「HERO」「LOVERS」などがあります。
中でも私が一番印象に残っているのは、「HERO」です。
一昨年観たチャン・イーモア監督のこの中国映画では、衣装が単なる衣装ではなく、ストーリーの重要なファクターとなっています。
赤と青と白の三色を使い分けて、一つの真実が三つの物語となって語られてゆくのです。
映画でこんなに多くを語る「色」というのも、私は知りません。
昨年は「LOVERS」で、チャン・ツィイーが華麗な衣装で、華麗を通り越してアクロバチックな舞踊を披露するシーンがあり、私はすっかり見とれてしまいました。
今日のお話では、そのときに着用した衣装をたった1日で作られたそうで、モー驚きです!
日本の美と手作りに徹底的にこだわり続けるその姿勢には、頭がさがります。
もし「SAYURI」の衣装をワダエミさんがされていたら・・・などつい余計なこと考えてしまいまた。
余談ながら、ワダさんは高校の先輩でもあり、かっては自分が染織をしていたこともあり、あこがれと同時にちょっと複雑な気持ちです。(月とスッポン、あまりに違うもんで!)
お美しくチャーミングなワダエミさん、どーぞますますご活躍ください。