たまたま偶然ですが、NHKネタが続きます。
最近はほとんど地上波の番組は見てないのですが、日曜日朝のNHK「日曜美術館」だけは
必ず見ています。
今日は「朝鮮民画」ということで楽しみにしていました。
私がこの「朝鮮民画」を知ったのは、20年以上前民芸の勉強をしていた時です。
民芸運動の創始者柳宋悦選集の中に、「朝鮮とその芸術」という一冊があったのです。
また私の直接の師である外村吉之介先生からも、よく話しは聞いていました。
朝鮮(当時の呼び方)のすぐれた美術工芸品の一つに、この「朝鮮民画」があることを。
民画というのは壁に飾るための絵ではなく、生活に深く結びつきまた生活に役立つ絵のことです。
たとえば、日本では凧、絵馬、羽子板などの絵や大津絵などがあります。
朝鮮では屏風に描かれることが多く、婚礼の時はもちろん、各部屋べやにも置かれました。
特徴としては、無名の職人たちが流派から離れて自由に描いたもので、おおらかでのびのびと
した画風です。
とはいえ、まるでキュビズムの絵のよーな斬新なものもあります。
この「朝鮮民画」の発見者であり名づけ親でもあるのが、ほかならぬ日本人の柳宋悦氏であり、
200点にも上る作品が日本民藝館に所蔵されているのはうれしい限りです。
今
ソウル歴史博物館で展覧会が開かれているそーで、私のこころはソウルへぶっ飛びです!