最近、毎朝庭の草取りに勤しんでいる。
もう、腰痛になってもかまわないからである。
それにしても、記念に写真に撮っておけばよかった、と思うくらい凄まじい有様だった。
まるで空き家、いえ、草ぼーぼーの空き地みたいだったのである。
それでも、毎年咲く花が律儀に咲くから有難い。
たとえば、ドクダミが雑草に埋もれていっぱい、白い可憐な花を咲かせていた。
けれどこの度、雑草と一緒にあわれ抜かれてしまったのである。
ドクダミより一足早く満開になったジャスミンは、インスタの写真に辛うじて残っていた。
6月に入って、ふと気づくと時計草の花が、今年はいつもより多めに咲いていた。
なにしろ、生け垣の柘植に絡ませているので、思わぬ場所で咲いていたりする。
今日も生け垣のアッチとコッチで、合計5個の花が咲いている。
ほったらかしておいて言うのもナンだが、この花を見るたび感動してしまう。
草取りを始めて庭にいる時間が長くなったから、というワケでもないけど、ブラックベリーの実の色がバラエティに富み、またどんどん色が変わっていくのに気づく。
まだ白っぽいのから赤いの、そして、だんだん黒っぽくなっていく。
やがて真っ黒になり、手で触るとポロリと落ちるくらいが食べごろなんである。
あまりの雑草のジャングルに、これは自分の手には負えない、と思ったのは事実。
でも、少しづつ草取りをしてみようと思い立ち始めてみると、けっこうやれることが分る。
そして、なんだか楽しくさえ思えてくるから不思議。
私が言うのも気が引けるってもんだけど、まんざら嫌いではないし、庭仕事ってあんがい愉しい、と思う今日この頃です。