この日、何年振りかで尾崎豊の記事を書くのは、ほんの気まぐれである。
とはいえ、この日を忘れたことはないし、彼の歌は今だに飽きもせず聴き惚れている。
私にとって、尾崎豊は不世出の天才ミュージシャンであり、たった一人のアイドルである。
さいきん、尾崎豊の名を聞くのも見るのもあまりないような気がするが、偶々今年の芥川賞発表文芸春秋三月号の記事『88人の「最期の言葉」』で彼の名を目にしたのだった。
そして、尾崎豊の最期の言葉が「さようなら 私は夢見ます。」だったと初めて知った。
私には彼の死の真相を知る由もないし、今となっては知りたいとも思わない。
私はただ、全アルバム・71曲とシングル2曲を今までも、そしてこれからも聴き続けることだろう。
尾崎豊は彼の歌の中で、永遠に生き続けるのである。