せっかくなので?京都で一泊、翌日国立京都博物館で開催中の「琳派 京を彩る」展に行くことに。
今年は琳派誕生四百年記念ということで琳派に注目が集まる、その集大成の展覧会である。
琳派といえば尾形光琳を思い浮かべるが、本展は琳派の創始者本阿弥光悦と同時代の絵師俵屋宗達を中心に、琳派の系譜と魅力が紹介される。
開場前に着いたにもかかわらず、人、人、人で、すでに行列ができていた。
本展の目玉は、宗達、光琳、酒井抱一の三対の「風神雷神図屏風」が揃っての展示だったのだが、残念ながら一日遅れで光琳の屏風は見られなかった。
ほかに、光悦・宗達共同制作の13メートルを超える「鶴下絵三十六歌仙和歌絵巻」は全期間展示。
琳派ゆかりの寺院があるというので、博物館からほど近い養源院にも行ってみた。
淀殿が父浅井長政の追善のため建立したが焼失、妹お江の願いにより徳川秀忠に再建される。
ここには、宗達の襖絵「松図」や杉戸絵6枚が残されている。(唐獅子図は博物館で展示中)
私的には、この杉戸に書かれた絵がマンガチックで親しみやすく、なぜか好き。
ほんとは光悦ゆかりの光悦寺に行きたかったのだが、生憎お休み中だった。
天気予報は雨だったのだが、夜降って朝には雨も上がり青空も見えたので、ひとまずよし。