昨日今日と、寒いので家に引きこもっている。
そこで、ほったらかしていた本のレビューでもしてみんとて・・・
図書館で借りた本を何冊か読まずに返しておきながら言うのもナンだが、最近少々本ひでりである。
なぜか読みたい本がなく、読んでもあまり心にひびかない。
そもそも、この2冊の本を図書館から借りたのがまちがい?「動きすぎてはいけない」は、あまりに難解な文章にすぐに挫折。わざと解り難く書いてるんじゃないかとさえ思った。ネットで調べて國分功一郎の「ドゥルーズの哲学原理」の方が読み易いと知り借りた。たしかに、読み易く面白かったのだが、結局貸出し期間延長にも拘らず、完読できなかった。
ただ一つ、買わずに図書館で借りといてよかった、と思ったものだった。
実は上の本と並行して読んだのだが、J.D.サリンジャーの「フラニーとズーイ」(たしか昔は「フラニーとゾーイ」だった)。村上春樹の新訳がいきなり文庫で出たので買って読んだのだが、実は読むのは初めてである。
訳者村上春樹の「こんなに面白い話だったんだ!」という投げ込み特別エッセイが付いている。が、イマイチ入り込めない自分がいるのだった。ほとんど会話(議論?)によって成り立っていて、饒舌なのは「ライ麦畑でつかまえて」と同じなのだが・・・
つまり、「ライ麦畑~」ほどにはピンとこなかった、っていうか、とうとう私も青春文学?に感動できなくなったのかと、少々忸怩たる思いがしたのだった。
そこで歳相応?の本をと思い読んだのが「それからの納棺夫日記」。これがまた、「納棺夫日記」からの引用が多く、読んだ者としてはあまりいい気がしない。はっきりいって、「納棺夫日記」と内容的にあまり変わりがないのである。「納棺夫日記」がよかっただけに、ちょっと残念。
偶さかではあるが私も門徒のハシクレ、年2回ほどお寺での講和を楽しみにしている。
あまり熱意のない感想でアシカラズ。
なんかいい本ないか子猫ちゃん!