年末恒例のシネマ館を開館し、ごく個人的に今年を振り返りたいと思います。
2004年分から始めたので今年でちょうど10周年、我ながら懲りない自分に呆れます。
1月 「桃さんのしあわせ」
2月 「ライフ オブ パイ」 「王になった男」
3月 「秋のソナタ」
4月 「世界にひとつのプレイブック」 「リンカーン」
6月 「グランド・マスター」 「華麗なるギャツビー」 「10人の泥棒たち」
7月 「嘆きのピエタ」
8月 「きっと、うまくいく」 「風立ちぬ」 「タイガー 伝説のスパイ」
9月 「そして父になる」
10月 「クロワッサンで朝食を」
12月 「かぐや姫の物語」
今年は16本とやや多目?
ファンタジー・アドベンチャーの「ライフ オブ パイ」やインド映画の先入観を覆した感動的エンターテインメント「きっと・うまくいく」など、映画ならではの醍醐味を満喫しました。
それでもなお、私的今年のベストワンは、キム・ギドクの「嘆きのピエタ」です。
これはもう、好みと言うよりほかはないでしょう。
一本の映画に、一つのテーマを求心的に掘り下げる、強烈な個性のギドク映画に魅せられます。
映画でも、小説でも、何でも、あまりてんこ盛りは苦手で、シンプルイズベストなのです。
来年も、映画は映画館で、を 貫きたいと思います。