ひとりあそび


私がこの世に生きた証し
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石田徹也 衝撃の出逢いから7年

あの衝撃から7年、今朝の「日曜美術館」で石田徹也と再会した。
奇しくも同じ9月、あれからまる7年の歳月が流れたのだった。

その間、画集も手に入れたし、展覧会にも行っている。
それでも、こんなに昂揚した気分でテレビを見るのは、久しぶりのことである。

c0026824_10553039.jpg


今、私は石田徹也の画集をあらためてひらく。
どの絵も、けっして心地よいとか、キレイとか、楽しい絵ではない。
では、そんな絵になぜ私は、いえ、多くの人がこんなにも惹かれるのか。

今まで何度も書いてる気もするが、、、、、
かたちにならない想い、心の奥底にある生きる不安や哀しみがたった一枚の絵から伝わってくる。
それはたとえ感じてはいても、表現する手段を持たぬ者にとっては快感でさえある。
とくに現代社会に生き、孤独感、疎外感、閉塞感を抱える人間にとっては。

作品に登場する人物の顔は、ほとんど無表情であり無個性である。
それゆえ、彼らは石田徹也自身であると同時に、観る人自身にもなり得るのである。
石田徹也はそんな多くの人々の、いわば代弁者なのである。

今回の放送で私が気になった一枚の絵がある。
それは「捜索」という絵で、模型の線路の上に下半身が土に還りかけた人物が横たわっている。
やがてすっかり土に還るだろう体の上を、あるいは中を列車がはしる。
ふと、石田徹也の死因が踏切事故であったことを思い出させるのである。

もし石田徹也が現在も生きていたとしたら、どんな絵を描くのだろうか。
それを思うと、残念を通り越して、絶望的にさえなるのだった。
石田徹也の真摯な眼差しこそ、今一番必要だと信じるから。

来年、また静岡で会いましょう。
by fu-minblog | 2013-09-29 13:46 | 美術工芸 | Comments(0)
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