言いたかないけど、トシとるとなぜか夜中に目が覚めたりする。
私の場合、たぶん、寝るのが早すぎなのだと思う。
ヘタすると12時前に目覚めたりするのである。
そんな時、眠る努力をするのはムダである。
かといって、整体流に起きて働くのもナンだしー、、、枕元の本を探す。
実は昨夜もそんな状況に陥り、読んだのがこの本。
いつか表紙につられて買うだけ買って読んでなかったのである。
読みだすとさらさら読めて、かる~く数時間で読めてしまった。
おかげで今日は少々寝不足である。
主人公は30歳の郵便配達員、脳腫瘍で医者に余命長くて半年を宣告される。
その後の1週間が描かれるのだが、悪魔が登場したり、猫がしゃべったりとシュールである。
悪魔との取引で、自分の命を一日のばすために世界から一つづつモノを消してゆく。
電話、映画、時計、そして猫・・・・・
深刻な内容を、わざと軽く明るく書いているのが長所でもあり欠点でもある。
オトナのファンタジーとして、また夜中に読む本として悪くはないな、とは思う。
命あるものは必ず亡び、形あるものはいつかは壊れる、コレこの世の理である。