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今週末も相変わらずの猛暑、当地も最高気温は35度近いのではないか、と思う。 ウィークデイはほとんど家に居ないので、週末に家でしっかり猛暑を実感した次第。 ただ、レイによって寝っ転がっての読書三昧、暑さもさほど気にならないのだった。 べつに節電しているわけではないが、エアコンは就寝前に点けるだけで過ごしている。 さて、今週末に読んだ本は水村美苗著「本格小説」上・下である。 かなり長いのだが、面白くて止められなくなり一気に読んだ。 「本格小説」は、「嵐が丘」をもとに書かれた著者はじめての恋愛小説である。 イギリス・ヨークシャーから日本の軽井沢が舞台となっている。 エミリー・ブロンテの「嵐が丘」は、そのむかし河出書房の世界文学全集で読んだ。 家に旧仮名遣いの重い世界文学全集もあったのだが、比較的小さ目の緑の表紙の世界文学全集が発刊されたのを期に、一冊づつ揃えていったのだった。 その、たぶん第一回目の配本だったのではないか? その後映画でも見ており、私にとっては忘れられない恋愛小説である。 さて、「本格小説」は恋愛小説ではあるが、戦後50年の日本の変容が描かれたスケールの大きい小説である。 おまけに、この著者独特の、一筋縄ではいかぬというか、非常に入り組んだつくりになっている。 語り手が複数だったり、時代が前後したり、人間関係も複雑である。 また、「本格小説の始まる前の長い長い話」というのが最初にあり、それがめっぽう長い。 けれど、本題に入るや否や、暑さも時間も忘れて昨日、今日と読み耽ったのだった。 おかげで、オリンピックもどこへやら、テレビもほとんど見ていない。 あんまり物語の中にどっぷり浸かりすぎて、今はまだ別の世界にいるようである。 これで図書館から借りた4冊を読み終えたわけだが、 「本格小説」の余韻を残したまま、ひとまず水村美苗の本から離れようと思う。
by fu-minblog
| 2012-07-29 17:55
| 本
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Comments(6)
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by
moconodr
at 2012-08-04 10:56
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お久しぶりです。
パソコンの基板がぶっ壊れてしばらくネット世界から隔絶- されていました。 で、fuminさんのすなる「ごろ寝読書」、私もしてみんとて、取り組んだのがやはり水村美苗作品。母の遺産のあとは時系列にそって祖父の漱石全集初版本(埃と紙魚まみれ!)の明暗から始めて、續明暗、私小説、本格小説ときました。番外編に水村節子「高台にある家」も読んでみました。 どの作品も筆力抜群でぐんぐん物語の世界に引き込まれますね。
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fu-minblog at 2012-08-04 11:51
>moconodr さん
スゴイ!小説は全作踏破ですね! 私は、「續明暗」は漱石の明暗を読んでないため、「私小説」は英語が出てくること、が理由でちょっとマッタの状態です。 水村さんの場合、どの作品もある意味実験的ですよね。 彼女ほど日本文学について、日本語について真面目に考えている作家も珍しく、貴重な存在だと思います。 ほんと、あのたしかな文章力には圧倒されます。
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mocondor
at 2012-08-05 15:56
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あ、私小説の英語、まったく問題ありません。
億にひとつわからなくても前後の日本語でつながるようにできています。 本格小説の始まる前の長い長い話の前の長い長い話。 fu-minさんがいわれる通り、(私は、日本語で・・・を読んでいないけど)水村さんが日本語について真剣に考えていることがわかりますね。
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by
fu-minblog at 2012-08-05 18:08
>mocondor さん
それではお言葉を信じて、「私小説」を図書館で予約することにします。 「續明暗」は、なんせ漱石の「明暗」で引っ掛っている始末です(汗) ところで「日本語が亡びるとき」は読まれましたでしょうか? できたらご感想なんぞをお聞かせいただければウレシーのですが。
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by
mocondor
at 2012-08-06 19:31
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水村さんはまだ小説だけ、これから挑戦してみます。
実はずいぶん前に「手紙、栞をそえて」(でしたっけ?)の第1回かなにかを新聞で読んであまりの難しさにずっと水村さんを敬遠していたのでした。 がんばろう! そうそう、漱石の明暗は思いのほか読みやすくてびっくりしました。續明暗を読まれるときは、文庫本でなく単行本をお勧めします、私は文庫を買ったのですが、新仮名遣いで少し興をそがれました。
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fu-minblog at 2012-08-07 09:53
>mocondor さん
実はあれからすぐに図書館に予約し、借りられることになりました。 「私小説」とついでに「續明暗」も予約しました。 図書館では単行本を借りることにしているのでそれはよかったのですが、まづ、漱石の方を読まなくっちゃぁ~ 実はわたくし、文豪夏目漱石がなぜか苦手なんでございますのよ。 「夢十夜」以外は一気に読めたためしがありません。 「明暗」、がんばりますっ!
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