小・中学校が夏休みに入ると、毎年なぜか、私も一緒に夏休み気分になる。
年中休日って生活なんだし、その上夏休みなんて少々気が引けるってもん?
さりとて、どこかへ遊びに行くとか、何か特別なことをしようというワケではけっしてない。
ただ、家でゴロゴロ寝っ転がって本を読んでいたいだけである。
そんなこといつでもしてるじゃないかって?
それはそーなんですけど・・・・・
夏の暑いさかり、窓を全開にして、時には扇風機のお世話になりつつ、寝っ転がって本を読む。
しかも、我家は寝室が2階、1階よりかなり暑い。
それに、ベッドに横になったほうが身体の接触面が多いだけ余計暑い気もする。
ただ、我家のベッドは、Wサイズより大きいクイーンサイズなので、それこそゴロゴロ移動する。
そうやって、ある作家の本を、ひと夏集中的に読んだりする。
去年はたしか向田邦子、何年か前は村上春樹、かってはひと夏に全作品を読んだ作家も・・・
そして今年は、今のところ水村美苗の本を何冊か図書館から借りている。
そのうち「日本語で読むということ」と「日本語で書くということ」をすでに読んだ。
作品数は比較的少ないのだが、はてさて全点踏破ならぬ、全作読破できるかどーか。
あと、冷えたビールと、ときどき美味しいアイスがあればよい。
家ではすっぴんにTシャツとステテコ(みたいなパンツ)だけで過ごす。
それが私の夏休み、欲も色気もございません。