一昨日の午後から昨日まる一日かけて、台風がゆっくりと通り過ぎて行った。
当地はまさしく直撃、なのにいわゆる台風の目に入ったのか、心配したほどではなかった。
ただ、長期間雨が降り続いたため、川の氾濫、土砂崩れなどの被害もあったようである。
被害に遭われた方々には、心からお見舞い申し上げます。
んなわけで、家に閉じ籠められて私がすることといえば・・・・・
これは台風の前に読んだ。NHKのラジオ深夜便で放送されたもので、現在は第2学期放送中とのこと。
人生、生涯現役という生き方もあれば、ある年齢に達すると隠居をする、という生き方もある。私はいちおう後者で、自ら隠居を標榜する者である。といっても、この本に「原始、隠居は遊びの達人だった」、とあるように、要するに遊び暮しているだけのはなしなのだが。
隠居大学自称学長のコラムニスト天野祐吉さんが、6人の講師相手に、さまざまな隠居についてのウンチクを語り合うという趣向。その講師が全員私の好きな方たちばかりなのである。とくに横尾忠則氏は、「
隠居宣言」によって私を隠居に導いた?方でもあるのだ。
隠居とは、自由人であり、趣味人であり、そして何より、こよなく遊びを愛するのである。
たまたま本屋で目につき買っておいた新書である。
「いのちと環境」は、柳沢桂子さんの新刊だったので。
「いのちと放射能」はチェルノブイリ事故直後に書かれたのだが、この本は今年の3・11以後に書かれたものである。
前半は生命の誕生からの歴史と地球環境について、後半は反原発の立場から原発や放射能について、最後にどうしたら人類が生き残れるか、という考察まですすむ。
一度ざっと読んだだけなので、再読が必要。
「生物学的文明論」は面白そうだったので。
これまた偶然にもNHKラジオで放送されたらしい。
サンゴとナマコの生き方を中心に、物理学的・数学的発想ではなく生物学的発想で人間と現代社会を見つめている。
生物学的発想によるエネルギー、あるいは老いや死についての考え方には目からうろこ。
面白くて一気読み。
「宇宙は何でできているのか」は、実は途中で挫折していた。
ハッキリ言って、私には不向きで理解不能。
「世界はウロボリスの蛇」なんていうのについそそられたのだが・・・
先日、草間彌生さんがあるテレビ番組でこの本を注文されていたのを見て、ぜひ読まねばと思っていちおう最後まで読むには読んだ。
(そうそう、暗黒物質なるものには、個人的にヒジョーに興味がある)
読書は、モチロン、私にとっては遊びのひとつです。
ちなみに、このブログのさいしょのタイトルは、「ひとりあそび」でした。