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以前紹介したことがあるかもしれないが、我が野口整体は会員制である。その会員には毎月「全生」というごく薄い冊子が送られてくる。その冊子を、どれくらいの会員が読んでいるかは知る由もないし、ましてや、私のように楽しみに待っている者はごくわずかではないか、と思う。
その「全生」に、今年1月から5月まで「地球科学から見た整体」という記事が連載された。それは、火山学者・鎌田浩毅氏が昨年本部道場で講演された、その記録である。その記事の内容が、火山や地震のことであったことで、私は少なからず衝撃を受けたのだった。あまりにタイミングが良いというか、時宜を得た話題であったから・・・ しかし、「全生」の熱心な愛読者であるこの私が読んだのは、東日本大震災の後であった。野口先生の語録等は読んでいたのだが、その鎌田氏の記事を読まなかったのは一生の不覚、と言える。ちなみに鎌田氏は、野口晴哉先生の著作を読んで大いに共感し、整体の会員になられている。現在、京大の教授であり関西在住なのだが、この記事を読むにつけ、さぞ楽しい人気講義であることが窺われる。 この「地球科学から見た整体」と言う記事が、非常に面白く興味深い内容なので、おせっかいにもその要旨をここに記事にしてみようという大胆不敵なこと考えた。おまけに題も「地球と人間」に勝手に変え、鎌田氏に何のことわりもなく。ただ、少々荷が重いのだが・・・ 整体道場での講演でもあり「全生」の記事でもあるので、整体寄りであるのはご容赦ねがうとして、次の3つのポイントを中心に話が進められている。 (1)長尺の目 (2)予測と制御 (3)ものごとの本質は直感からわかる この3つのポイントは、科学にも整体にも当てはまる、というわけである。 (1)長尺の目 火山学者である鎌田氏が扱う時間軸と空間軸は非常に長くまた大きい。なんせ、宇宙の歴史は137億年、地球の歴史は46億年、生命の歴史は38億年である。この長尺の目で見ると、実は地球は冷えてゆく過程にあるという。現在騒がれている地球温暖化は、マクロに寒冷化する中でのミクロな温暖化であるという文章を目にし、思わず拍手した私である。 整体も同じくマクロな視点を持つ。人間は壊す働きと、創る働きとで新陳代謝しそのバランスで生きている。病気になったり治ったりしながら寿命を全うするのであると。人体という「宇宙」を統一的に理解する考え方にナットクしたと、鎌田氏は言う。 (2)予測と制御 科学の本質は「予測と制御」にある。つまり、未来に起きることを予測し、良い結果が生じ悪い結果は起こらないように制御する力を科学はもつ。しかし、科学が解明できるのは、実は微々たるものでしかなく、地球も人間の体も、自然界にあるものは簡単に説明できるものではない。ゆえに、自然に沿ってていねいに観察し、謙虚に行動するしかないのである。今回の大震災でもこのことは、嫌というほど思い知らされている。 整体では操法と活元運動という予測と制御の構造を持つのだが、他にも体癖、愉気など多様である。地球を丸ごと観測することと、整体で体を丸ごと観るということが観察の構造として相似形にある。 (3)ものごとの本質は直感でわかる 実は地震予知が人間の背骨の変化でできるのではないか、という。地震が起きる前、胸椎の9番がおかしい人が増えるという。今回は海溝型地震だったので、地震の起こったプレート上に住む敏感な人に変動がでるのである。これが陸上の直下型地震だと胸椎4番の異常がみられるという。人間もまた動物である証拠である。 野口先生の口癖は、「説明は30年後に誰かがやってくれる」というものであった。つまり、野口先生の直感に科学は追いついてゆけなかったのである。風邪の効用はじめ熱の効用について、はやくから言われていたのだった。 最後に火山学者として火山についての達観を述べられている。活火山、特に富士山はまだ若い活火山で噴火の可能性大である。そこで十分用心しつつも、活火山は災害も起こすけれども恵みもちゃんとある、という。火山の噴火を「長い恵みと短い災害」ととらえ、地震でさえ長い目でみれば、人間に恵みをもたらすのである。 地球のエネルギーが時には地球を壊してしまうのは、生命のエネルギーが時には体を壊すことがあるのと全く同じである。自然界にあるものはすべて同じような構造をもっており、火山も地震も体も、全部一緒に捉えられるのではないだろうか、と。 ほとうは、全文読んでもらうのが一番なのだがそれには長すぎ、仕方なくこんなカタチにまとめてみました。 私にしては長文、最後まで読んでいただきありがとうございます。
by fu-minblog
| 2011-05-16 19:27
| 雑感実感
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Comments(2)
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by
Jelly Bean
at 2011-05-18 09:29
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大変興味深いものがありますね。野口整体....。名前は耳にしたことがありましたが、詳しいことは知りませんでした。ちょっと検索してみますね。それから、地震のあった前日ですが、私は理由
もなくいや~~な感情にとらわれたのを覚えています。
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Commented
by
fu-minblog at 2011-05-18 10:38
>Jelly Bean さん
私がこの記事を読んだのは地震直後だったので、ほんとに吃驚しました。 連載中だったので終るまで待ち、迷ったすえにブログに書いておくことにしました。 私は長年整体会員にもかかわらず何も感じなかったのですが、実は、友人で感じたという人がいます。 信じる信じないは別にして、いろんな考え方があっていいと私は思っています。
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