もし何か嫌なことがあったり、落ち込んだりしていたら、この本がオススメだぜ、ベイビー!
なんせ、今は亡きあの伝説のロックン・ロール・グル、忌野清志郎が私たちに遺した手紙なんだ。
インターネットが嫌いだったからメールじゃなく、断じて、手紙だぜ。
おまけに、達者な自筆の絵(まんが)やイマーノお気に入りの曲がいっぱい紹介されてるってワケだ。
イマーノの歌のファンもそーでない者も、この本にはシビレルぜ!
まるで、ぜんたいがひとつの長い詩、みたいなんだ。
アレン・ギンズバークやラングストン・ヒューズを思い出させてくれるってもんさ。
唄ってる時もそーでない時も、頭のテッペンから足の先まで、存在そのものがロックン・ロールだ。
ときどき噴き出したりしながら一気に読み終わるのだが、キラキラ輝く名言だらけなんだぜ!
「中身をみがく方が大切なことなんだ。それは世界の平和の第一歩なんだよ」とか
「苦しみのない人生なんてきっとつまらない人生だからね」とか
「右にどんどん行ってみろ。やがて左側に来ているのさ。地球は丸いからね。」とか
「この国の憲法第9条はまるでジョン・レノンの考え方みたいじゃないか?」とかとか・・・・・
忌野清志郎は双六問屋からはるばるやって来て、また双六問屋へ帰って行ったんだ。
星の王子さまみたいに、「失礼する。また会おう!しばらくは君の近くにいるはずだ。」という言葉をのこして・・・
イマーノがいなくなってザンネンだけど、きっと今頃は双六問屋で相変わらず派手な衣装で唄いまくってるに違いない。
だから、さようならではなく言おうぜ、
愛してるよ!