おかげさまで風邪は大したこともなく、無事経過しそうでヤレヤレです。。
私の場合、かかりつけの医者がいないばかりか行きつけの医院とてなく、おまけに家には何の薬もない有様。
ただひたすら自然の治癒力を信じ、自分の力で治すしかありません。
その支えとなるのが、ずっと続けてきた
整体健康法なのです。
整体では、風邪は病気ではなく、風邪自体が一つの治療行為だと考えられています。
だから、風邪を上手く経過させることによって、風邪を引く前より体が整ってくると言われます。
とはいえ、その上手く経過させるのがナカナカ難しい。
風邪を経過させるその期間が短ければ短いほどよく、何日もかかるのは体が鈍っているショーコなのです。(私もかなり鈍ってるみたい)
マレに風邪を引かない人というのがあって、1)本当に丈夫でその生活が体にあっている人 2)体が鈍っていて風邪も引けない人、の2種類です。
よくアホは風邪を引かないなんて言いますが、後者の鈍ってる人のことを言うのかもしれません。
とにかく、体の偏り疲労が原因で人は風邪を引き、風邪を上手く経過させることで弾力を取り戻すなら、ヘタな治療はかえってマイナスだ、というワケです。
天然の体をできるだけ天然に保つという、この現代社会の常識からはみ出した健康法をけっしてオススメはしませんが、ひとつの健康観、人間観としてみると、けっこう興味深いものがあるのではないかと思います。
この整体の創始者野口晴哉氏には数多くの著作があるのですが、その中から近年ちくま文庫から2冊の文庫本が発売されています。
今回たまたま自分が風邪を引き、ちょっとこじらせてしまったのを機にパラパラ読み直し、ついでにご紹介、と相成った次第でございます。